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創世記

手放すべき物にまだしがみついている?

創世記19章

数年間前に、NOVAという英会話学校で働きました。日本の中で、一番大きな英会話学校で、あそこで7年ぐらい働きました。

けれども、最後の2~3年間で、少し不穏な傾向に気づきました。一つ目は、NOVAがあまりにも速く拡張しました。

そして、最後の年に、たくさんのNOVAの学校が閉鎖され始め、私の給料も遅れて支払われました。

そのとき、私はNOVAを辞めるべきだったのですが、少し難しかったのです。なぜなら、給料は良かったし、有給休暇がたくさんあったし、働く日と時間が良かったからです。ほかの学校にはそんな良い条件がないと思っていました。

だから、実際に希望がなくても、希望し続けたのです。そして、NOVAは倒産してしまいました。突然、多くの先生が仕事を失い、新しい仕事を見つけるのが非常に難しくなりました。

今は、まあまあ良い仕事がありますが、もっと早くNOVAを辞めていたら、もっと良い仕事が見つけられたかもしれないと思います。

ロトは同じような状況にありました。土地の問題で、ロトはアブラハムから離れました。ロトはソドムを見て、本当に良い所だと思いました。

そして、すぐにソドムのリーダーになったようです。リーダーはいつも都市の門に座り、人々の争いごとを裁いていました。だから、良い所にいて、良い立場がありました。

とはいえ、問題がありました。それは、ソドムが非常に邪悪な都市だったことです。

おそらく、リーダーとして、ロトはソドムに良い例を示そうとしたのでしょう。しかし、ソドムはますます悪くなりました。ペトロはロトについてこう書いています。

無節操な者たちの好色なふるまいによって悩まされていた義人ロトを救い出されました。

というのは、この義人は、彼らの間に住んでいましたが、不法な行いを見聞きして、日々その正しい心を痛めていたからです。(第2ペテロ2:7-8)

もう一つの問題がありました。ソドムの人たちはロトの考え方に影響を与えました。ロトはソドムに影響を与えるよりも、ソドムがロトに影響を与えました。

この話を読むと、そのことがはっきりと分かります。ソドムの人たちがロトの家を攻撃し、天使を辱めようとしたとき、ロトは何をしましたか。「私のお客さんを辱めないでください。むしろ、私の娘たちを辱めてください」と言ったのです。

もし不敬虔な人たちだけと時間を過ごしていると、また、神様の道を教える人がいないなら、そのような問題がよく起こります。つまり、不敬虔な人の態度と考え方を取ってしまうのです。

ロトはずっと前に出たほうがよかったのです。どうして、そうしなかったのでしょうか。たぶん居心地が良かったからです。

その社会で自分の立場は楽しかったかもしれません。だから、行きたくなかったのかもしれません。希望がなくても、希望し続けたのです。けれども、それは彼と家族にほとんど災害をもたらしました。

天使がロトに裁きのことを注意しても、ロトはためらいました。天使たちはロトと家族を都市から引っ張らなくてはなりませんでした。それでも、ロトは出て行くことにためらったのです。

私たちは、良くないものをどれほど持ち続けているでしょうか。

それは、家族から引き離す仕事かもしれません。

それとも、教会に行けなくさせる仕事かもしれません。

あるいは、クリスチャンではない彼や彼女との関係かもしれません。

あるいは、ポルノかもしれません。

時には良いものさえも、私たちを神様から離れさせることがあります。

例えば、時間を取りすぎる趣味かもしれません。インターネットや本、テレビ、スポーツかもしれません。

それらは基本的に悪いものではありません。

しかし、それが私たちを支配し始めるなら、悪いものとなってしまいます。

私にとって、時々それは問題になります。

あなたはどうでしょうか。あなたは何にしがみついていますか。

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