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出エジプト記

追放人

出エジプト記2:11-22

ヘブル人として、パロの宮殿で育ったモーセはどう感じていたでしょうか。

パロと他のエジプト人はモーセを完全に受け入れたでしょうか。それとも、モーセは本当のエジプト人ではなかったから、ちょっと汚名を着せられたでしょうか。

ヘブル人はモーセのことをどのぐらい知っていたでしょうか。モーセの背景を知っていたでしょうか。モーセがヘブル人だと知っていたでしょうか。

そう知っていたら、ヘブル人はどう感じたでしょうか。モーセを嫌っていましたか。なぜなら、彼らは奴隷なのに、モーセには楽な人生があったからです。

モーセは2つの文化に属していました。けれども、彼は本当に「私はエジプト人だ」と思っていたでしょうか、「私はヘブル人だ」と思っていたでしょうか。

ある日、モーセは選択しなければなりませんでした。

ヘブル人が働く時に、モーセは、あるエジプト人がヘブル人をいじめているのを見ました。

それを見たモーセは激しく怒りました。なぜでしょうか。

不正義だと思ったからでしょうか。

自分の民への忠義からでしょうか。

エジプト人がモーセを本当に受け入れていなかったからでしょうか。

私にはわかりません。いずれにせよ、モーセは突如として怒りに駆られ、エジプト人を殺してしまいました。

多分、そのあとで、モーセはヘブル人の皆が自分を受け入れるはずだと思ったのでしょう。ところが、すぐにそれは間違いだとわかりました。

次の日、二人のヘブル人が喧嘩して、モーセは止めさせようとしました。けれども、一人は言いました。

「あなたは私たちの裁判官でしょうか。あなたは私たちも殺すでしょうか。」

その瞬間に、モーセはヘブル人が彼の犯罪を知っていたけれど、パロから守るつもりがなかったということを理解しました。

もし、パロが何が起こったかを尋ねたら、皆は真実を言うでしょう。そして、パロは真実を知り、モーセを殺そうと思いました。

だから、二つの文化に属するモーセは、その二つの文化から追い出されました。

彼は砂漠をさまよい、ミデヤンに行き、イテロという人がモーセを家に迎え入れました。

イテロはモーセが困っていることを知っていたはずです。

「この人はエジプト人で、以前は高価で綺麗な服を着ていましたが、今はボロボロになってしまった。多分、彼は偉い人でしたが、今はすべてを失い、恐れているようです。なぜだろう。」

しかし、イテロはモーセの中に良いものを見ました。なぜなら、イテロの娘が困っているときに、モーセは助けてくれたからです。

だから、イテロはモーセを家に迎え入れました。

結局、モーセはイテロの娘と結婚し、息子ができました。彼はその息子をゲルショムと名付けました。その意味は寄留者です。なぜなら、「私は外国にいる寄留者だ」と言ったからです。

あなたもそう思うかもしれません。受け入れられないと思うかもしれません。誰もあなたを愛していないと思うかもしれません。だから、この世界で、寂しくて、拒絶されて、さまよいます。

けれども、イテロがモーセの中に良いことを見て、家に迎え入れたように、神様はあなたのためにそうしてくださいます。

拒絶されても、本当に受け入れられていないと思うのに、神様はあなたの中に良いことを見られます。神様はあなたを造られたからです。

あなたが自分がダメだと思うかもしれませんが、神様はあなたのことを信じ、あなたのポテンシャルを知っておられます。もし、神様を求めたら、あなたの人生を変えてくださいます。

ヨハネ1:12に書いてあるのは、

イエス様を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子供とされる特権をお与えになった。

あなたは疲れたでしょうか。寂しいでしょうか。拒絶されたでしょうか。

あなたを創造し、愛しておられる神様を求めてください。

あなたが誰であっても、たとえどんなに失敗しても、悪を行ってしまっても、神様はあなたを歓迎してくださいます。

イエスはこう言われました。

私の所に来る者を私は決して捨てません。(ヨハネ6:37)

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