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出エジプト記

神様は何者でしょうか。私たちは何者でしょうか。

出エジプト記3:11ー17

モーセはイスラエル人を救い出すために、エジプトへ行くことを望みませんでした。数年前、イスラエル人を助けようとしましたが、彼は拒絶されました。それでも、神様は「エジプトに戻りなさい」と命じられたのです。

モーセが力あるエジプトの若い王子であった時に、もし神様が彼を呼ばれていたなら、多分モーセはためらわなかったでしょう。

ところが、呼ばれた時にはモーセはすでに80歳でした。彼の力と権威はとうの昔に失われ、若者の自信と大胆さもすでに消えていました。残されていたのは、砕かれた老人だけでした。

だから、モーセは言いました。

私はいったい何者なのでしょうか。 (出エジプト記3:11節)

「神様、私は取るに足りない者です。羊飼いにすぎません。力もありません。エジプトではもはや影響力を失いました。

それに、かつて自分の民を助けようとしたのに、彼らは私に背を向けました。だから、私はエジプトから逃げざるを得ませんでした。神様、果たしてこの私を遣わそうとしておられるのでしょうか。

神様の答えは興味深いでした。モーセの質問を無視して、答えられました。

私はあなたと共にいる。

これがあなたのための印である。私があなたを遣わすのだ。あなたが民をエジプトから導き出す時、あなた方は、この山で、神に仕えなければならない。(12節)

つまり、「あなたが何者か気にしないです。構わないです。大切なのは、私が何者かです。私はあなたと共にいるから、できます。」

どれほど神様が何かをしなさいと命じられる時に、私たちは「私はいったい何者なのでしょうか」と尋ねることでしょう。

「私は才能がありません。私は取るに足りない者です。」

しかし、神様は答えられます。

「あなたが何者か構わないです。私はあなたと共にいるからです。だから、私はあなたを助けてあげます。あなたはできます。」

時々、いったいどうして神様は私を日本に遣わされたかと思います。

宣教師として来ましたが、私は別に外向的な人ではありません。実は、私はかなりシャイです。知らない人に会うことが苦手です。スムーズに会話を続けることが苦手です。

それに、私の日本語もあまり上手ではありません。

だから、どうして神様が私を選ばれたのか、私には分かりません。

ただ一つ確かなのは、神様が私をここに遣わし、私と共にいてくださるということです。そして、私は神様の愛によって人々の人生に触れることができました。

とにかく、神様がモーセの最初の質問を無視されたので、モーセは次の質問をしました。

「あなたは誰でしょうか。イスラエル人のところに行く時に、誰が私を遣わしたかと言いましょうか。あなたの名前は何でしょうか。」

神様は答えられました。

私は「私はある。」という者である。

あなたはイスラエル人にこう告げなければならない。

「私はあるという方が、私をあなた方のところに遣わされた。」と。(14節)。

それはどういうことでしょうか。

その意味は、「私は永遠の方である。私は初めから存在し、いつまでも存在し続ける。私は決して変わらない方である。だから、私はアブラハム、イサク、ヤコブに約束したことを果たし、私の民を救い出す。」

この話から、私たちは何を学べますか。

アブラハム、イサク、ヤコブ、そしてモーセと共に歩んでおられた神様が、今も私たちと共に歩んでくださることを確信できます。

彼ら四人が何度も失敗したのに、神様は彼らを諦められませんでした。同じように、神様は私たちをも決して諦めません。

神様が彼らに忠実であったように、私たちにも忠実でいてくださいます。たとえ私たちが罪を犯しても。たとえ私たちが失敗しても。私たちには弱さが多くありますが。

だから、もしあなたが自分を嫌い、「私はダメだ」と思う時には、神様がどのようなお方であるかを心に覚えておきましょう。神様の約束を心にしっかり留めておきましょう。

主ご自身がこう言われるのです。「私は決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない。」(ヘブル13:5)

私たちは​失敗しても、罪を犯しても、神様が私たちを捨てません。

そこで、私たちは確信に満ちてこう言います。「主は私の助け手です。私は恐れません。人間が、私に対して、何ができましょう。」(ヘブル13:6)

神様がどうやって私たちを用いることができるかと思うのに、また、他の人の反応を恐れるのに、私たちは確信を持って、「神様は私と共におられ、私を助けてくださいます」と言えます。

イエス・キリストは、昨日も今日も、いつまでも、同じです。(へブル13:8)

周りの人が変わっても、私たちの状況が変わっても、たとえ私たち自身が変わっても、イエス様は決して変わらず、いつも私たちに忠実でいてくださいます。

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