「私はあなたを愛しています。」
「私はあなたを必要としているのです。」
私たちが愛している人に、どれくらいこの言葉を伝えるでしょうか。
愛している人がいつもそばにいて、私たちを助けてくれて、私たちを愛してくれるのが当然だと思うのは簡単です。
そのため、無意識のうちに、彼らとの関係が少しずつ離れていくことがあります。
それは結婚の関係でも、家族の関係でも、友達の関係でも同じです。なぜならば、私たちは「あなたは私にとってとても大切な人です」と伝えるのを忘れてしまうからです。
モーセとイスラエル人がシナイを出てカナンに向かうとき、モーセの義理の兄ホバブは自分の国に帰ろうとしていました。
けれども、モーセはこう言いました。
私たちは、主があなたがたに与えると言われた場所へ出発するところです。
私たちといっしょに行きましょう。私たちはあなたをしあわせにします。
主がイスラエルにしあわせを約束しておられるからです。(民数記10:29)
しかし、ホバブは答えました。
私は行きません。私の生まれ故郷に帰ります。(30)
それを聞いて、モーセは諦めることもできましたが、それでもなお頼み続けました。
どうか私たちを見捨てないでください。
あなたは、私たちが荒野のどこで宿営したらよいかご存じであり、私たちにとって目なのですから。
私たちといっしょに行ってくだされば、主が私たちに下さるしあわせを、あなたにもおわかちしたいのです。(31ー32)
その言葉によって、モーセはホバブをどれほど愛していて、ホバブが必要であることを伝えました。その結果、ホバブはイスラエルの民と一緒に行くことを選びました。
あなたはどうですか。少し疎遠になっている関係はありますか
。愛している人に、どれほどあなたがその人を愛していて、相手が必要であるかを伝えていますか。
私たちの関係を大切にしましょう。
そして、相手がどれほど大事であるかを伝えましょう。たった2つのシンプルなフレーズで十分です。
「私はあなたを愛しています。」
「私はあなたを必要としているのです。」
