スポーツでは、大きな試合の前に、監督や選手がチームに向けて激励演説をすることがあります。
おそらく、祭司がチームに激励演説をすることはないでしょう。
ところが、神様は大きな戦争の前に、イスラエル人にそのようにするよう命じられました。
神様はこのように言われました。
あなたがたが戦いに臨む場合は、祭司は進み出て民に告げ、
彼らに言いなさい。
「聞け。イスラエルよ。あなたがたは、きょう、敵と戦おうとしている。
弱気になってはならない。恐れてはならない。うろたえてはならない。彼らのことでおじけてはならない。
共に行って、あなたがたのために、あなたがたの敵と戦い、勝利を得させてくださるのは、あなたがたの神、主である。」(申命記20:2-4)
もし誰かが軍隊に激励演説をするのであれば、その人は将軍などの地位にあるはずです。けれども、神様は祭司が話した方がよいと言われました。
それはなぜでしょうか。
おそらく、一つの理由は、イスラエル人の力がどこから来るのかを思い出させるためです。
私たちが大きな問題に直面するとき、本能的にまず一人で解決しようとします。自分の力でその問題に立ち向かうのです。
しかし、それに圧倒されたとき初めて、神様に向かって「助けてください」と叫ぶのです。
私自身もよくそうしてしまいます。
けれども、神様は「最初から私に焦点を当てなさい」と言われます。
また、神様は私たちに「一人で戦う必要はないことを思い出しなさい。私はあなたと共におり、私は勝利を与える」と言われます。
あなたはどうでしょうか。試練に直面するときに、神様を仰ぐでしょうか。神様の力を求めるでしょうか。
それとも、自分自身に信頼するでしょうか。
自分に焦点を当てると、その結果はプライドです。しかし、圧倒されたときには、私たちのプライドは潰れ、恐れ始めます。
プライドも恐れも良くないことです。
ですから、あなたの人生が崩れる前に、神様を求めましょう。
毎日の初めに、神様を仰ぎましょう。神様を信頼しましょう。
そうするなら、神様にあって勝利を得ることができます。
