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ヨブ記

知っているつもりの高ぶり

ヨブ記15章

ヨブが14章でもっと文句を言った後で、エリパズはもう一度話しかけます。もう一度、エリパズは「悪人だけが苦しむ」と言います。

でも、私にとって、興味深いことは、どうやって、その話を始めることです。

彼は言った。

知恵のある者はむなしい知識をもって答えるだろうか。東風によってその腹を満たすだろうか。

彼は無益なことばを使って論じ、役に立たない論法で論じるだろうか。(ヨブ記15:2-3)

また、

あなたは最初に生まれた人か。あなたは丘より先に生み出されたのか。

あなたは神の会議にあずかり、あなたは知恵をひとり占めにしているのか。(7-8)

エリパズはヨブを批判していたけど、実は、この言葉を彼自身に対して言ったほうが良かったのです。

彼は最初に生まれた人のように話した。

彼は神様の会議に与る人のように話した。

彼は自分自身だけが知恵がある人のように話した。

でも、結局、彼が分かったのは、彼がヨブについて、全く間違っていたことです。

空しい知識と言葉を持っていた人はエリパズ自身でした。

あなたはどうですか。「周りの人よりも、私は知っている」と思うでしょうか。私たちが状況を本当に知らないのに、すぐに「知恵」の決まり文句を言いますか。

ヨブがその友達に言ったように、多くの場合、私たちに対して、全く黙るのは知恵です。(13:5)

じゃあ、私たちは他の人々に決して知恵をシェアしないほうが良いんでしょうか。

そこまで言わない。でも、知恵の部分は、いつ知恵をシェアしたほうが良いか、また、どうやって知恵をシェアしたほうが良いか知っていることです。

そして、もし、状況を知らないと、知恵というのは黙ることです。情報を全部持っているまで、知恵は何も言わない。

あなたのあの言葉は知恵深いですか。もしくは、あなたの言葉は全部空しいでしょうか。

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