多くの人々は、引退の日を心待ちにしています。長年働いた後、やっとリラックスでき、自分のやりたいことに時間を使えるからです。
しかし、神の国においては「引退」は存在しません。
クリスチャンとして、私たちは前を見つめて走り続けるように召されています。絶えず成長し続けるように召されています。そして、神様のためにこの世に影響を与えるように召されています。
ある一節の中で、神様はヨシュアにまさにそのことを語られました。
あなたは年を重ね、老人になったが、まだ占領すべき地がたくさん残っている。(ヨシュア記13:1)
神様は、こう言われたのではありません。 「さあ、ヨシュア。もう年を取ったね。では、リラックスする権利を得たから、どうぞ、ゆっくり休みなさい。」
むしろ、神様はこう言われました。 「あなたは多くのことを成し遂げてきた。よくやった。けれど、あなたの使命はまだ終わっていない。しなければならないことが、まだたくさん残っている。」
神様は、私たちにもそのように語っておられます。
私はもう30年以上クリスチャンとして歩んでいますが、まだ完全な者にはなっていません。今でも、罪との戦いの中にあります。成長が必要なところが、まだまだ残っています。だから、クリスチャンとして寛いでいる場合ではないのです。
それに、私はこれまでずっと神様に仕えてきましたが、まだまだしなければならないことが数多く残っています。
たとえ引退しても、おそらく何らかの形で神様に仕えることになると思います。神のことばを語る機会があるかもしれません。スモールグループを導くことがあるかもしれません。あるいは、人々を祝福するために訪ねていくこともあるかもしれません。
日本では、今もなお大多数の人々がイエス様を知りません。だからこそ、まだやるべきことがたくさんあります。私たちは、40年後にこの国に大きなインパクトを与えることを願っています。
けれども、イエス様が私を天に呼ばれるその日まで、私は安らいでいる場合ではありません。あなたもそうです。
だから、私たちは前を見つめて走り続けましょう。さらにイエス様に似た者へと成長していきましょう。この世で、イエス様の手となり、足となり、口となりましょう。
