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サムエル記第一

良いリーダーとは

サムエル記第一12章

サムエルは完全な人ではありませんでした。それでも、彼は良いリーダーでした。この箇所から、それがよくわかります。サムエルはどのようなリーダーだったのでしょうか。

1.彼は正直でした。

彼はイスラエルの民にこう言いました。

さあ、今、主の前、油そそがれた者の前で、私を訴えなさい。

私はだれかの牛を取っただろうか。だれかのろばを取っただろうか。だれかを苦しめ、だれかを迫害しただろうか。だれかの手からわいろを取って自分の目をくらましただろうか。

もしそうなら、私はあなたがたにお返しする。 (サムエル記第一12:3)

けれども、イスラエルの民はサムエルの正直さを認めました。

すべてのアメリカ人が「正直な政治家」と聞けば、思わず笑ってしまうかもしれません。なぜなら、多くの人が政治家を信じておらず、すべての政治家は嘘をつくと思っているからです。

しかし、サムエルは本当に正直な士師でした。

2.人々が罪を犯すと、サムエルはすぐにそのことについて話しました。彼は恐れず、彼らに面と向かいました。

イスラエルの民が周りの国々のようになりたいと思い、王を求めました。けれども、実際には神様が彼らの王であるため、人間の王を求めることは、神様を王として拒絶することを意味しました。

サムエルはそのことをイスラエルの民に説明しました。サムエルは、「まあ、まあ、大丈夫です」とは言わず、正直に「あなたたちは悪かった。罪を犯しました」と言いました。

3.サムエルはイスラエルの民に神様に従うことを励まし、また戒めました。

サムエルは次のように言いました。

恐れてはならない。あなたがたは、このすべての悪を行った。しかし主に従い、わきにそれず、心を尽くして主に仕えなさい。(20節)

つまり、「あなたたちは失敗しました。あなたたちは罪を犯しました。それでも、がっかりしないでください。神様はあなたを諦めておられません。神様はあなたをまだ愛しておられます。

ですから、神様に従い続けてください。神様に仕え続けてください。」

クリスチャン・リーダーも、このように行動するべきです。誰かが罪を犯したなら、その人に正直に向き合うべきです。

しかし、悔い改めたならば、彼らがクリスチャンとして歩み続けるよう励ましを与えるべきです。また、過去を振り返るのをやめて、未来に焦点を当てるように励ますべきです。

4.良いリーダーは従う人々のために祈ります。

サムエルは次のように言いました。

私もまた、あなたがたのために祈るのをやめて主に罪を犯すことなど、とてもできない。(23a)

サムエルは興味深いことを言いました。もし彼がイスラエルの民のために祈らなければ、神様の目にはそれが罪となります。

私たちが罪について考えるとき、多くの場合、ただ悪い行動について考えます。けれども、しなければならないことをしない場合、それもまた罪なのです。良いリーダーは従う人々のために祈ります。

5.良いリーダーは人々に神様の言葉を教えます。

サムエルは次のように言いました。

私はあなたがたに、よい正しい道を教えよう。(23b)

良いリーダーは神様の言葉をよく知り、従う人々にその言葉を教えることができる人です。

では、あなたはどうでしょうか。あなたは誰を導いているでしょうか。教会の人々でしょうか。家族でしょうか。あなたの妻でしょうか。あなたの子供でしょうか。それとも、あなたの同僚でしょうか。

神様は、この五つのことをあなたに求めておられます。

あなたは良いリーダーでしょうか。

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