「すべての人々は私に反対している。」
それが多分本当ではありませんが、時々、私たちはそのように感じます。ダビデも、そのように感じたかもしれません。
ダビデがジフ人たちに何も悪いことをしていなくても、彼らはサウルに言いました。
「ダビデは私たちのところに隠れているではありませんか。エシモンの南、ハキラの丘のホレシュにある要害に。
王さま。今、あなたが下って行こうとお思いでしたら、下って来てください。私たちは彼を王の手に渡します。(サムエル記第一23:19-20)
だからダビデはかなり厳しい状況にいました。ダビデは山の一方の側を進みながら、サウルは他の側を進みました。
そして、サウルがダビデを捕えようとしたその時、サウルの使者が来て、「急いで来てください。ペリシテ人がイスラエルに突入してきました。私たちを守ってください。」と言いました。
だから、サウルは、たぶんダビデが視界にいたにもかかわらず、諦めて、ペリシテ人と戦うために向かいました。
その後で、ダビデはこの詩篇を書きました。彼は歌いました。
神よ。御名によって、私をお救いください。あなたの権威によって、私を弁護してください。
神よ。私の祈りを聞いてください。私の口のことばに、耳を傾けてください。
見知らぬ者たちが、私に立ち向かい、横暴な者たちが私のいのちを求めます。彼らは自分の前に神を置いていないからです。セラ。(詩篇54:1-3)
つまり、「神様!助けてください。すべての人々は私に反対している。見知らぬ人でさえ私を殺そうとしているかのようです。」
しかし、ダビデはこれも書きました。
まことに、神は私を助ける方、主は私のいのちをささえる方です。(4節)
多分、ダビデは、どれぐらいサウルが近かったか考えながら、その言葉を書いたかもしれません。
だから、彼が分かりました。「たとえこの世界が私に反対しているように見えても、神様は私に反対しておられません。神様は私の味方であり、私を決して捨てておられません。」
そして、ダビデは歌いました。
私は、進んでささげるささげ物をもって、あなたにいけにえをささげます。主よ。いつくしみ深いあなたの御名に感謝します。
神は、すべての苦難から私を救い出し、私の目が私の敵をながめるようになったからです。(6-7節)
この世界があなたに反対していると思うでしょうか。パニックにならないでください。心配しないでください。むしろ、主に仰ぎましょう。主は、あなたの命を支えてくださる方です。
そして、主があなたを救われたら(必ず救われますよ)、ダビデのように主の名を賛美することを覚えておきましょう。
また、神様があなたのためにしてくださったことを覚えておきましょう。なぜなら、以前あなたを助けてくださった神様が、もう一度あなたを助けてくださるからです。
