ダビデがサウルから逃げるために、洞穴でよく隠れたので、第一サムエル24章の状況の時にこの詩篇を書いたかどうかは分かりませんが、今この二つの詩篇について書くのが適当だと思います。
この二つの詩篇を読むと、二つの箇所が印象に残ります。
一つ目は詩篇142:3です。
私の霊が私のうちで衰え果てたとき、あなたこそ、私の道を知っておられる方です。
二つ目は詩篇57:2です。
私はいと高き方、神に呼ばわります。私のために、すべてを成し遂げてくださる神に。
時々、私たちの人生は大変です。ダビデにとっては特に大変でした。なぜなら、何も悪いことをしていなかったのに、サウルから逃げなくてはならなかったからです。
その時、「神様はおられるでしょうか。神様は本当に私を愛してくださるでしょうか」と思うのは簡単です。
でも、ダビデにとってその答えははっきりしていました。彼は言いました。
「私の霊が衰え果てたとき、あなたは私の道をよく知っておられます。あなたは、私のために準備した道をよく知っておられます。そして、すべてを成し遂げてくださいます。つまり、あなたは私のための目的を成し遂げてくださいます。」
ダビデがそう信じていたから、サウルを殺さなかったのだと思います。神様がダビデのために計画を持ち、それをすべて成し遂げてくださるので、ダビデは自分の手でそれをしなくても良いと分かっていました。
ダビデはサムエルに王として油を注がれました。また、ダビデがサウルから逃げてサムエルの元に来た時、サムエルはダビデを励ましました。
ヨナタンも、神様の計画を確認しました。「私じゃなくて、あなたは王になるよ。」と言いました。
ダビデはそのことをいつも思い出して信じ続けました。つまり、神様の約束を持ち続けました。神様がダビデのために計画を持ち、それを成し遂げてくださる約束を信じ続けました。
あなたはどうですか。どのような問題を経験しているでしょうか。今は辛くて、神様の道を離れ、自分の道を行く誘惑があるでしょうか。
神様があなたのために良い計画を持っていることを思い出してください。もし神様に信頼したら、必ずその計画を成し遂げてくださいます。
