彼はサウルの息子イシュ・ボシェテの将軍アブネルをずっと追い続け、諦めませんでした。多分、彼はアブネルを殺せばヒーローになれると思ったのでしょう。なぜなら、アブネルを殺せばダビデがすぐに王になるからです。
アブネルはアサエルを見たとき、二回「もう諦めなさい」と言いましたが、アサエルは諦めませんでした。だから、結局、アブネルは立ち止まり、アサエルと戦い、彼を殺してしまいました。
その後、アブネルは彼の民を集めて、アサエルの兄ヨアブに叫びかけました。(ヨアブはアサエルの兄だけでなく、ダビデの将軍でもありました。)
いつまでも剣が人を滅ぼしてよいものか。その果ては、ひどいことになるのを知らないのか。
いつになったら、兵士たちに、自分の兄弟を追うのをやめて帰れ、と命じるつもりか。(サムエル記第二2:26)
アサエルとは異なり、ヨアブはいつ戦うのを止めるべきかを理解していたため、彼は答えました。
神は生きておられる。もし、おまえが言いださなかったなら、確かに兵士たちは、あしたの朝まで、自分の兄弟たちを追うのをやめなかっただろう。(27)
そして、ヨアブは角笛を吹いて、その民は立ち止まり、帰りました。
時々、私たちが喧嘩をしていると、「この喧嘩を続けても、私たちはますます怒り、互いに傷つけ合っているだけだ」と気づくことがあります。
その時、私たちはどうするべきでしょうか。喧嘩を続けるべきでしょうか、それともその喧嘩から立ち去るべきでしょうか。
もちろん、妥協せずにその人と話し続けるべき時もあります。
しかし、時々「私たちは同意できないので、この会話をここで終わらせましょう」と言う方が良い場合もあります。
また、時には、同意できなくても相手の意見に譲る方が良い場合もあります。
いつ話し続けるべきでしょうか。いつその喧嘩を止めるべきでしょうか。
自分自身に問いかけなければならないのは、「結局、どちらの方がより悪い結果を招くだろうか」ということです。
ただあなたのプライドが傷つくだけでしょうか。その場合、おそらく止めた方が良いでしょう。
もし、相手の意見に譲ることで、相手または自分自身を傷つけることになるでしょうか。その場合、譲ってはいけません。
どの喧嘩でも、多くの場合、同意できず、ますます怒りが増しているときは、とりあえずその喧嘩を止めて、落ち着いた後にもう一度話し合った方が良いです。
そうすれば、より論理的に考えることができ、その会話がよりスムーズに進むでしょう。
いつ喧嘩を止めるべきか、あなたは知っているでしょうか。
