私はミステリーの本が大好きです。特に、アガサ・クリスティの本が大好きです。コロンボの番組も好きです。
アガサ・クリスティが好きな理由は、私が殺人者を見つけたいからです。
コロンボが好きな理由は、コロンボがどのようにして殺人者を見つけるかを見たいからです。
とにかく、神様はイスラエル人にこのように言われました。
あなたがたの罪の罰があることを思い知りなさい。(民数記32:23)
ダビデはそう学びました。
彼は、自分の罪が完全犯罪だと思っていました。つまり、誰も自分の罪を知らないと考えていたのです。ダビデはウリヤの妻と関係を持ち、彼女が妊娠すると、その夫であるウリヤを殺しました。
けれども、第二サムエル記11:27には次のように書かれています。
しかし、ダビデの行ったことは主のみこころをそこなった。
つまり、神様はダビデの行動を完全に知っておられました。ダビデがその罪を隠そうとしても、神様はすべてをご存じでした。
さらに、もしダビデが「誰も知らない」と思っていたなら、それは自分自身を欺いていたことになります。
ヨアブはきっと知っていたでしょう。そして、ヨアブがそのことを他の人々に話した可能性もあります。
ウリヤの死についてのメッセージを運んだ人々も、きっと何かを感じ取っていたでしょう。
「なぜウリヤの死がそれほど重要なのか」と疑問に思ったかもしれません。
けれども、バテ・シェバの妊娠とダビデがすぐに彼女と結婚したことを見れば、そのメッセージを運んだ人々は、その理由を理解した可能性があります。そして、おそらくその噂を広めたのでしょう。
ダビデの軍隊はどうでしょうか。その馬鹿げた作戦に疑問を抱いた者がいたかもしれません。
ウリヤはダビデの30人の勇士の一人でした。誰かが、「この作戦は馬鹿げています。なぜこのようなことをするのですか。これでは誰かが命を落としてしまいます」と考えた可能性があります。
多分、ヨアブはただ「黙れ。私の命令に従いなさい」としか言えなかったのでしょう。
ダビデが妊娠しているバテ・シェバと結婚した時、どのような噂が広まったのか考えてみてください。
そして、ダビデの議官アヒトフェルについても考えてみましょう。彼はバテ・シェバの祖父でした。また、彼の息子もダビデの30人の勇士の一人でした。
その息子は、ウリヤが戦死した時の状況について、いったい何を話したのでしょうか。
そして、ダビデが彼の孫であるバテ・シェバと結婚した時に、どのような疑惑が生じたのでしょうか。
私には分かりません。けれども、そのような背景があったために、アブサロムがダビデの王位を奪おうとした時、アヒトフェルはダビデに背を向け、アブサロムを助けたのでしょうか。
アヒトフェルがアブサロムに与えた助言は、本当に皮肉に満ちていたと思います。
それは、次のようなものでした。
父上が王宮の留守番に残したそばめたちのところにお入りください。
全イスラエルが、あなたの父上に憎まれるようなことをされたと聞くなら、あなたに、くみする者はみな、勇気を出すでしょう。(第二サムエル記16:21)
アヒトフェルは、「ダビデはウリヤとバテ・シェバに酷いことをしたから、彼はこの恥に値する」と考えていたのでしょうか。
私のポイントは、私たちは自分の罪を隠すことができないということです。人々はその罪を知っているかもしれません。
私たちは、彼らを騙していると思うかもしれませんが、私たちが思う以上に彼らは知っている可能性があります。
たとえ他の人々を騙すことができても、神様を騙すことはできません。そして、ダビデを懲らしめられたように、神様は私たちを懲らしめてくださいます。
あなたはどうでしょうか。罪を隠していることはありませんか。周りの人々を騙していると思っていませんか。
他の人々を騙すことができても、神様を騙すことはできません。
だから、自分自身を騙さないでください。
罪を犯したなら、すぐに悔い改めましょう。
隠さないでください。その罪を告白しましょう。
いつか、その真実は明るみに出ます。
それがこの世界で明らかになるかもしれませんし、裁きの日に明らかになるかもしれません。
それゆえ、今すぐその罪を告白し、悔い改めるほうが良いでしょう。
