それでは、今日は伝道者の書の結びとなります。正直に言うと、伝道者の書を解説するのは本当に難しいものでした。
答えの出ない疑問のひとつは、ソロモンが亡くなる前に悔い改めたのかどうかということです。列王記や歴代誌には、そのことについて記されていません。
ある学者たちは、伝道者の書がソロモンの悔い改めそのものだと考えています。一方で、他の学者たちは、それについて分からないと言います。
私自身も分かりません。ソロモンが悔い改めた可能性もありますし、あるいは、伝道者の書の中でソロモンが「私はもうダメです。でも、私の失敗から学んでください。」と言いたかったのかもしれません。
ソロモンは長年、世の物を追い求め、心の半分だけで神様を求めて、貴重な歳月を無駄にしてしまいました。そして命の終わりに至り、ソロモンの結論は次のようなものでした。
人は長年生きて、ずっと楽しむがよい。だが、やみの日も数多くあることを忘れてはならない。すべておこることはみな、むなしい。
若い男よ。若いうちに楽しめ。若い日にあなたの心を喜ばせよ。あなたの心のおもむくまま、あなたの目の望むままに歩め。しかし、これらすべての事において、あなたは神のさばきを受けることを知っておけ。
だから、あなたの心から悲しみを除き、あなたの肉体から痛みを取り去れ。若さも、青春も、むなしいからだ。(伝道者の書11:8-10)
その言葉は、以前に述べた言葉とほとんど同じです。つまり、「あなたの人生を楽しみましょう」ということです。
とはいえ、暗い時が訪れることもあります。その時、なぜ悪いことが起こるのか分からず、人生が無意味だと感じるかもしれません。
しかし、それはコントロールできないことなので、心配しすぎないでください。あなたの人生を十分に活かしましょう。ただし、賢く生きましょう。なぜなら、いつか神様があなたを裁かれるからです。
12章で、ソロモンはこう言います。「あなたが若い時に、あなたの創造者を思い出しなさい。すべては結局終わります。この地での喜びの日々も終わります。この世界も終わります。
若くて強い男性も年を取り、力を失います。私たち全員の体は次第に衰えます。そして、私たちが亡くなると、神様が与えてくださった霊は神様のもとに帰ります。」
そのため、ソロモンは次の言葉で結論を述べています。
結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。
神は、善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからだ。(12:13-14)
つまり、もしあなたが完全な人生を望むのであれば、神様を求めましょう。何よりも、神様を喜ばせることを最優先にしましょう。そうすれば、あなたの人生には生きがいが生まれます。
イエス様が山上の垂訓を教えた時、ソロモンの言葉を思い起こしたかもしれません。なぜなら、マタイ6章19-34はこの箇所と似ており、その結論も同じだからです。
だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。(マタイ6:33)
私たちは、いちばん大切なことを思い出しましょう。それは、神様の国と義を求めることです。そうすれば、必要なものを得るだけでなく、あなたの人生に生きがいが生まれます。
