この箇所を読むと、日本の政治の状況について考えさせられます。
私は1995年に日本に引っ越しました。それ以来、現在までに総理大臣が12人もいました。
このことから、日本ではあまり強いリーダーシップがなかったことが分かります。
イスラエルも同じような状況でした。ユダの王アサが治めた時代、イスラエルでは7人の王がいました。
アハブ王が登場する前に、20年間治めた王はバシャただ一人でした。
一方で、7日間だけイスラエルを治めた王もいました。
その時代には、2人の王が暗殺され、1人は自殺しました。
しかし、その7人の王には共通点がありました。彼らはヤロブアムの模範に従ったのです。(イスラエルが二つの国に分裂した際、ヤロブアムはイスラエルの最初の王となりました。)
結果はどうだったでしょうか。その王たちは皆悪い王でした。その中でも、アハブは最も悪い王でした。
ユダは少しだけましでした。
アサは人生の前半で神様に仕えました。
その息子ヨシャパテは時々悪い決断をしましたが、ずっと神様に従いました。
その後の王たちの中には良い王もいれば、悪い王もいました。
私たちが自分に問いかけるべきことは、誰の模範に従うのかということです。
イスラエルの王たちはヤロブアムの模範に従いました。その結果、イスラエルは早く滅び、追放されました。
イスラエルの王の中には、「良い王」と呼べる人物が一人もいなかったと思われます。
一方で、ユダの王たちの中にはレハブアムの模範に従った者もいれば、神様に従った者もいました。神様に従った王たちの時には、神様が彼らを祝福されました。
私が伝えたいポイントは、私たちには選択肢があるということです。不敬虔な人の模範に従う必要はありません。
ある人々は壊れた家庭で育ちました。アメリカほどではありませんが、日本でもそのような状況は徐々に増えつつあります。
ひどい模範を示す父親もおり、その子供たちは父の背中を見て育ちます。例えば、不倫や虐待を目の当たりにした子供が成長すると、その父親を真似してしまうことがあります。
しかし、ユダのある王たちが父の模範、つまり父の罪を捨てたように、私たちも同じことができます。
けれども、それは自分の力だけではできません。もし私たちがイエス様に向かって「助けてください」と願うなら、イエス様は私たちを変え、癒してくださいます。
あなたは誰の模範に従っていますか。
