「父が父なら子も子」――それはアマツヤとその子アザルヤの話です。
彼らは良いスタートを切りましたが、最終的にはプライドによって倒れてしまいました。
アザルヤの場合、ゼカリヤ(預言者ザカリヤとは別人)がアザルヤに主を恐れることを教えていました。
そのため、アザルヤは若いころから主を求め、神様は彼を栄えさせてくださいました。(歴代誌第二 26:5節)
彼は多くの敵と戦い、彼らを打ち破りました。アザルヤは非常に強力な軍隊を持ち、強い王となりました。
けれでも、歴代誌第二 26:16にはこう書かれています。
しかし、彼が強くなると、彼の心は高ぶり、ついに身に滅びを招いた。
列王記によれば、アザルヤはツァラアト(皮膚病で、ハンセン病に似たもの)にかかりました。けれども、歴代誌はその理由を明らかにしています。
神様の律法によれば、祭司だけが香の壇の上で香をたくことを許されていました。ところが、プライドに支配されたアザルヤは、自ら香をたこうとしたのです。
おそらく彼はこう思ったのでしょう。
「私は良い王だし、神様を愛している。なぜ私が香をたいてはいけないのだろうか。」
祭司たちはアザルヤに注意を促しましたが、彼はそれを全く聞き入れませんでした。それどころか、彼は激しく怒りました。
ところが、その時突然、彼の額にツァラアトが現れたのです。アザルヤはそれを見て急いで神殿を出て、自宅に戻りました。
その結果、彼は死ぬまでその病気に苦しむことになりました。
さらに、彼は王位を息子ヨタムに譲ることを余儀なくされました。
そしてその病気のために、アザルヤは決して神殿に入ることができず、家族から離れ、別の家で孤独な生活を送らざるを得ませんでした。
ソロモンはこう書いています。
高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ。(箴言16:18)
アザルヤはそれを学びましたが、彼の人生は完全に行き詰まってしまいました。
あなたはどうでしょう。ご自身のプライドが、あなたを支配してはいないでしょうか。
その場合、あなたのプライドは、あなたが築き上げたものを崩してしまうでしょう。それは、あなたの人間関係や評判を壊してしまうのです。
しかし、私たちがへりくだり、神様に従うならば、神様によって祝福されます。
ヤコブはこう書いています。
神は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。(ヤコブ4-6)
私たちのプライドが私たちの人生を崩してしまう前に、そのプライドを打ち砕きましょう。
