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列王記第二 歴代誌第二

プライドは私たちをどこに導くか

列王記第二15:1ー7;歴代誌第二26章

「父が父なら子も子」――それはアマツヤとその子アザルヤの話です。

彼らは良いスタートを切りましたが、最終的にはプライドによって倒れてしまいました。

アザルヤの場合、ゼカリヤ(預言者ザカリヤとは別人)がアザルヤに主を恐れることを教えていました。

そのため、アザルヤは若いころから主を求め、神様は彼を栄えさせてくださいました。(歴代誌第二 26:5節)

彼は多くの敵と戦い、彼らを打ち破りました。アザルヤは非常に強力な軍隊を持ち、強い王となりました。

けれでも、歴代誌第二 26:16にはこう書かれています。

しかし、彼が強くなると、彼の心は高ぶり、ついに身に滅びを招いた。

列王記によれば、アザルヤはツァラアト(皮膚病で、ハンセン病に似たもの)にかかりました。けれども、歴代誌はその理由を明らかにしています。

神様の律法によれば、祭司だけが香の壇の上で香をたくことを許されていました。ところが、プライドに支配されたアザルヤは、自ら香をたこうとしたのです。

おそらく彼はこう思ったのでしょう。

「私は良い王だし、神様を愛している。なぜ私が香をたいてはいけないのだろうか。」

祭司たちはアザルヤに注意を促しましたが、彼はそれを全く聞き入れませんでした。それどころか、彼は激しく怒りました。

ところが、その時突然、彼の額にツァラアトが現れたのです。アザルヤはそれを見て急いで神殿を出て、自宅に戻りました。

その結果、彼は死ぬまでその病気に苦しむことになりました。

さらに、彼は王位を息子ヨタムに譲ることを余儀なくされました。

そしてその病気のために、アザルヤは決して神殿に入ることができず、家族から離れ、別の家で孤独な生活を送らざるを得ませんでした。

ソロモンはこう書いています。

高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ。(箴言16:18)

アザルヤはそれを学びましたが、彼の人生は完全に行き詰まってしまいました。

あなたはどうでしょう。ご自身のプライドが、あなたを支配してはいないでしょうか。

その場合、あなたのプライドは、あなたが築き上げたものを崩してしまうでしょう。それは、あなたの人間関係や評判を壊してしまうのです。

しかし、私たちがへりくだり、神様に従うならば、神様によって祝福されます。

ヤコブはこう書いています。

神は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。(ヤコブ4-6)

私たちのプライドが私たちの人生を崩してしまう前に、そのプライドを打ち砕きましょう。

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