アメリカでは、4年ごとに人々は新しい大統領のために投票します。次は来年です。
皆はアメリカを繁栄に導く人物を選ぼうとします。そして、新しい大統領がその職務を始めると、人々に希望が湧きます。けれども、国の繁栄の鍵は、大統領や政治家ではありません。
この箇所では、ホセアはイスラエル人にそのことを教えました。
ホセアは、神様がイスラエル人の罪のために罰を与えると警告しました。
ヤロブアムがイスラエルの王で、すべてが順調に見えたとしても、その繁栄は永遠に続かないと警告しました。なぜなら、ヤロブアムは悪い王であり、イスラエル人は様々な罪を犯していたからです。
そして、ホセアは、神様がヤロブアムとその子孫から王座を取り上げると預言しました。そうなった時、イスラエル人はこう言うでしょう。
私たちには王がない。私たちが主を恐れなかったからだ。だが、王は私たちに何ができよう. (ホセア書10:3)
つまり、イスラエルの状態が酷くなるので、彼らはそのリーダーたちをもう信じなくなります。
なぜでしょうか。それは、人々が神様のために生きず、自分自身のために生きると、そのような国には希望がないからです。人々が神様を自分の王として認めない限り、希望はありません。
私たちの文化についても、ホセアの言葉が当てはまると思います。
多くの人々は政治体制をもう信じていません。新しい総理大臣が就任しても、多くの日本人はその人を信じようとしません。なぜなら、何も変わらないと思うからです。
多くの場合、彼らは正しいです。何も変わりません。
また、ホセアはイスラエル人についてこう言いました。「皆は堕落しました。契約を結んでも守りません。だから、訴訟がたくさんあります。」(4)
それはまるでアメリカのようです。
そして、ホセアはこう言いました。「あなたたちが建てた神が倒れると、あなたたちは悲しみます。」
今でも、経済危機の際にそのような反応が見られます。
多くの人々はお金を自分の神としますが、結局すべてを失ってしまいます。だから、彼らは苦しみ、「どうしよう」と思うのです。
その時、彼らは山々に向かって、「私たちをおおえ」と言い、丘に向かって、「私たちの上に落ちかかれ」と言います。(8)
この箇所を聞いたことがありますか。
イエス様が十字架に向かう際、女性たちにこの箇所を引用しました。イスラエル人がイエス様を王として拒絶したため、40年後にエルサレムは崩壊したのです。
だからこそ、ホセアはイスラエル人を戒めました。
あなたがたは正義の種を蒔き、誠実の実を刈り入れよ。あなたがたは耕地を開拓せよ。
今が、主を求める時だ。ついに、主は来て、正義をあなたがたに注がれる。(12)
神様は私たちに同じことを語っておられます。今こそ主を求める時です。政治家を通して救いを見つけることはできません。この世の神々を通しても救いを見つけることはできません。ただ神様だけによって救いが来るのです。
だから、私たちの堅くなった心を耕しましょう。神様からの種を受け入れましょう。正義の種を撒けば、誠実の実を刈り入れることができます。そして、本当の喜びと繁栄を知るようになるでしょう。
