神様の方法は時に私たちには理解しにくいものです。アッシリア人、バビロン人、ペルシア人たちもイスラエル人と同じように悪かったのに、どうして神様はこれらの国々を用いてイスラエル人を罰されたのでしょうか。
おそらく、イザヤもイスラエル人たちも同じ質問をしていたかもしれません。だからこそ、神様はこう言われました。
ああ。陶器が陶器を作る者に抗議するように自分を造った者に抗議する者。
粘土は、形造る者に、「何を作るのか」とか、「あなたの作った物には、手がついていない」などと言うであろうか。。。
イスラエルの聖なる方、これを形造った方、主はこう仰せられる。
「これから起こる事を、わたしに尋ねようとするのか。わたしの子らについて、わたしの手で造ったものについて、わたしに命じるのか。
このわたしが地を造り、その上に人間を創造した。わたしはわたしの手で天を引き延べ、その万象に命じた。(イザヤ書45:10,11-12)
つまり、「私はすべてのものを造った。天を引き延べ、その天に無数の星と惑星を置いた。では、あなたはどうでしょうか。最近、何を造りましたか。もしあなたがこのようなものを造れるのなら、さあ話しましょう。」と。
私たちは神様の考え方をすべて理解することはできません。しかし、確かなことが一つあります。それは、神様がすべての人々がご自身を知り、救われることを望んでおられるということです。
この真理は、神様がクロス王について語られる時に、はっきりと見ることができます。
神様はクロスにこう言われました(これは私の意訳ですが)。「あなたは私を知らず、私を求めていない。それでも、私はあなたを偉大な人物とする。あなたは数多くの国を打倒するだろう。」
なぜでしょうか。
それは、日の上る方からも、西からも、わたしのほかには、だれもいないことを、人々が知るためだ。わたしが主である。ほかにはいない。。。
彼ら(つまり、倒れた国民)は鎖につながれて、あなたに従って来、あなたにひれ伏して、あなたに祈って言う。
「神はただあなたのところにだけおられ、ほかにはなく、ほかに神々はいない。」(6、14)
神様はペルシアを用いてイスラエルを罰され、そしてイスラエルを再び彼らの土地へと戻されました。
そのことによって、神様の御名は世界の国々の中で有名になりました。なぜなら、最終的にクロス王が神様の働きを認め、すべての国々にその働きを宣言したからです。(歴代誌第二36:23)
そして、神様はこう言われます。
告げよ。証拠を出せ。共に相談せよ。だれが、これを昔から聞かせ、以前からこれを告げたのか。
わたし、主ではなかったか。わたしのほかに神はいない。正義の神、救い主、わたしをおいてほかにはいない。
地の果てのすべての者よ。わたしを仰ぎ見て救われよ。わたしが神である。ほかにはいない。
わたしは自分にかけて誓った。わたしの口から出ることばは正しく、取り消すことはできない。すべてのひざはわたしに向かってかがみ、すべての舌は誓い。。。」(21-23)
神様のメッセージは何でしょうか。
「私は神です。他に神はいない。他に救い主はいない。あなたの神々は偽物です。だから、その神々に背を向けて、私に向かいなさい。そうすれば、あなたは救われる。」
何千年もの時が経ったとしても、神様のメッセージは変わりません。今でも神様は私たちに語りかけておられます。
「この世の神々に背を向けて、私に向かってください。あなたを救いたいから。」
ある日、すべてのひざは神様に向かってかがみ、すべての舌が誓うでしょう。その誓いの内容とは何でしょうか。
パウロはその答えを示しています。
それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、ひざをかがめ、すべての口が、「イエス・キリストは主である」と告白して、父なる神がほめたたえられるためです。(ピリピ2:10-11)
ある日、すべての人が「イエス・キリストは主である」と告白するでしょう。
ある人々は愛と畏敬の心をもってそう言います。しかし、ある人々は歯を食いしばりながら言わなければなりません。なぜなら、その事実を認めたくないからです。
それでも、最終的には全員がそのことを告白するのです。
あなたはどうしますか。今、神様に向かう機会が与えられています。イエス様にあなたの心を捧げてみませんか。
