神様はこのメッセージ、そしてその後のすべてのメッセージを、主の宮の再建が進む間にゼカリヤに伝えられました。
ゼカリヤは不思議な幻を見ました。一人の人が赤い馬に乗っていました。その後ろには赤い馬、栗毛の馬、そして白い馬がいました。彼らは地を行き巡り、世の状態を観察しました。彼らは何を見たのでしょうか。
私たちは地を行き巡りましたが、まさに、全地は安らかで、穏やかでした。(ゼカリヤ書1:11)
イスラエル人がその言葉を聞いたら、驚いたことでしょう。なぜなら、神様が国々を揺り動かすと明言されたからです。
そのため、天使はこう問いかけました。
万軍の主よ。いつまで、あなたはエルサレムとユダの町々に、あわれみを施されないのですか。あなたがのろって、七十年になります。(1:12)
神様はその天使、そしてイスラエルの民に慰めの言葉を言われました。具体的には、神様がイスラエルの民を祝福し、主の宮が再建され、イスラエルの町々が再び繁栄するという約束です。(1:13-17)
また、神様はイスラエルを征服した国々を裁くことを約束されました。神様は次のように言われました。
わたしは、エルサレムとシオンを、ねたむほど激しく愛した。
しかし、安逸をむさぼっている諸国の民に対しては大いに怒る。わたしが少ししか怒らないでいると、彼らはほしいままに悪事を行なった。(1:14-15)
18-20節では、神様はイスラエルを攻撃し、イスラエル人を散らした「角」(つまり、国々)を打倒されると約束されています。
おそらく、その「角」とはアッシリア、エジプト、バビロン、そしてペルシアを指しているのでしょう。
けれども、2章の内容は本当に心に響きます。神様がイスラエルの復活について語られる箇所だからです。イスラエルはもう一度繁栄するので、
エルサレムは、その中の多くの人と家畜のため、城壁のない町とされよう。(2:4)
それだけではなく、神様はこう言われました。
しかし、わたしが、それを取り巻く火の城壁となる。――主の御告げ――わたしがその中の栄光となる。。。あなたがたに触れる者は、わたしのひとみに触れる者だ。(2:5,8)
また、
シオンの娘よ。喜び歌え。楽しめ。見よ。わたしは来て、あなたのただ中に住む。――主の御告げ――(2:10)
この言葉は本当に素晴らしいです。神様は私たちを取り巻く火の城壁であり、私たちの盾であり防衛です。神様は私たちを攻撃する者と戦ってくださいます。
そして、神様は私たちの内にある栄光です。聖霊様は私たちの心に住み、私たちを通して輝いてくださいます。
ダビデはこう歌いました。
しかし、主よ。あなたは私の回りを囲む盾、私の栄光、そして私のかしらを高く上げてくださる方です。(詩編3:3)
