ネヘミヤのリーダーシップによって、ユダヤ人たちは城壁の修理を始めました。けれども、すぐに彼らは敵からの反対に直面しました。
2章の最後では、その敵はユダヤ人たちを責め、彼らがペルシャに反抗するつもりだと非難しました。しかし、アルタシャスタ王の権威を受けてネヘミヤが城壁を修理していたため、その冤罪は消えました。
その結果、4章によると、敵はユダヤ人たちをからかいました。そして彼らはこう言いました。
この哀れなユダヤ人たちは、いったい何をしているのか。あれを修復して、いけにえをささげようとするのか。一日で仕上げようとするのか。焼けてしまった石をちりあくたの山から生き返らせようとするのか。。。
彼らの建て直している城壁なら、一匹の狐が上っても、その石垣をくずしてしまうだろう。(ネヘミヤ記4:2-3)
それでも、ユダヤ人たちは働き続けました。そこで、敵はさらに本気で反対し始め、ユダヤ人を攻撃すると脅しました。
その反対と働きの大きさによって、ユダヤ人たちはがっかりしてしまいました。そして彼らはこう言いました。
荷をになう者の力は衰えているのに、ちりあくたは山をなしている。私たちは城壁を築くことはできない。(10)
だから、ネヘミヤは行動を起こしました。労働者を守るために、城壁の背後にある低い場所の空き地に、剣や槍を持った人々を配置しました。また、労働者自身も剣を携えていました。
さらに、警報システムを設けました。つまり、彼らが攻撃を受けた際には角笛が吹き鳴らされ、皆が即座にその場に駆けつけて戦うというものです。
それは実用的な対策であると同時に、ネヘミヤはユダヤ人たちを励まし続けました。
彼らを恐れてはならない。大いなる恐るべき主を覚え、自分たちの兄弟、息子、娘、妻、また家のために戦いなさい。(14)
だから、彼らはその働きを続けました。
私たちは何を学ぶことができるでしょうか。
サタンの作戦は何一つ変わっていません。
私たちが霊的な城壁を建て直そうとすると、サタンは私たちを失望させようとします。彼はこう囁きます。「あなたは弱い人だ。あなたは決して変わらない。」
さらにこうも言います。「この哀れなクリスチャンたちは、一体何をしているのだろうか。本当に城壁を建て直すことができるのか。彼らの結婚を回復できるのか。自分の罪によって崩れたものを建て直すことができるのか。」
それでも、私たちが諦めないと、サタンは攻撃を仕掛けてきます。私たちを止めるために、試練や反対を送り込んでくるでしょう。
私たちはどう対応すべきでしょうか。
一つ目は、サタンが強いとしても、神様はもっと強いという事実を心に留めることです。神様は「大いなる恐るべき主」であり、私たちを助け、救い出してくださいます。
それでも、私たちも戦う必要があります。神様の武具を身にまとい、決してサタンの攻撃に屈してはなりません。
二つ目は、私たちには助け合う兄弟姉妹がいることを忘れないことです。信頼できるクリスチャンにあなたの戦いについて話し、祈りを頼みましょう。また、彼らの助けやサポートを求めるとともに、彼らが攻撃を受けているときには彼らを助け、支えましょう。
私たちが霊的な城壁を建て直す時、サタンは怒ります。しかし、サタンを恐れないようにしましょう。
むしろ、神様の力と周りの人々の支えによって、私たちが神様が計画されたように完全な人となるように。
