エペソの指導者たちに対するパウロの最後の言葉には、いくつかの点で私の心を打つものがありました。
聖霊様はパウロに、多くの試練に直面することを警告されました。それでも、パウロはこう言いました。
けれども、私が自分の走るべき道のりを走り尽くし、主イエスから受けた、神の恵みの福音を証しする任務を全うできるなら、自分のいのちは少しも惜しいとは思いません。(使徒の働き20:24)
パウロにとって、福音を述べ伝えることは最も重要な使命でした。彼は忠実にそれを果たしたので、こう言うことができました。
ですから、今日この日、あなたがたに宣言します。
私は、だれの血に対しても責任がありません。私は神のご計画のすべてを、余すところなくあなたがたに知らせたからです。(26-27)
しかし、パウロはエペソの指導者たちにも、自らの走るべき道のりを走り尽くすように励ましました。つまり、神様が彼らに託された教会の世話をすることです。パウロは彼らにこう言いました。
あなたがたは自分自身と群れの全体に気を配りなさい。神がご自分の血をもって買い取られた神の教会を牧させるために、聖霊はあなたがたを群れの監督にお立てになったのです。
私は知っています。私が去った後、狂暴な狼があなたがたの中に入り込んで来て、容赦なく群れを荒らし回ります。
また、あなたがた自身の中からも、いろいろと曲がったことを語って、弟子たちを自分のほうに引き込もうとする者たちが起こってくるでしょう。
ですから、私が三年の間、夜も昼も、涙とともにあなたがた一人ひとりを訓戒し続けてきたことを思い起こして、目を覚ましていなさい。(28-31)
パウロがはっきりと語ったのは、サタンが私たちが走るべき道のりを走り尽くさないように攻撃するということです。
その一つの方法は外からの攻撃、つまり迫害です。
けれども、もう一つの方法があります。それは教会内部からの攻撃 です。つまり、真理をねじ曲げる者が教会に入ってくるということです。
彼らはクリスチャンのように見えますが、実際にはサタンの偽りを教えます。もし彼らに従ってしまえば、私たちは誤った道に進むことになります。
だからこそ、パウロはエペソの人々に言いました。「注意しなさい。迫害も、偽のクリスチャン・リーダーも、必ずやってきます。」
私たちも注意しなければなりません。私たちの信仰のために、親しい家族や友人の間でも私たちを迫害する者がいるかもしれません。
また、もし神様の言葉を十分に知らなければ、ネット、本、さらには私たちの教会の中でも、サタンの偽りに触れ、騙されてしまうことがあります。
それを聞いて不安を感じたり、「どうすればいいのか?」と迷ったりするかもしれません。しかし、パウロはこう言いました。
今私は、あなたがたを神とその恵みのみことばにゆだねます。
みことばは、あなたがたを成長させ、聖なるものとされたすべての人々とともに、あなたがたに御国を受け継がせることができるのです。(32)
つまり、最終的に、神様とその恵みだけが私たちを最後まで守ってくださいます。神様の恵みは私たちを救い、守ってくださいます。
子どもたち。あなたがたは神から出た者であり、彼らに勝ちました。
あなたがたのうちにおられる方は、この世にいる者よりも偉大だからです。(第一ヨハネ4:4)
だから、神様が与えてくださった恵みによって走りましょう。
私たちは一人で走る必要も、自分の力で走る必要もありません。神様の恵みによって、私たちは走るべき道のりを走り尽くすことができます。
