私が子供のころ、あるアクションドラマには「一人の人でも、この世を変えられる」というテーマがありました。
この箇所では、その真理を見ることができます。けれども、そのモットーを少し変えたほうがいいかもしれません。それは、「御霊に満たされれば、一人の人でもこの世を変えることができる」ということです。
パウロたちはマルタという島に到着し、寒さをしのぐために火を焚きました。けれども、パウロが枯れ枝を集めたとき、まむしが彼の手に噛みつきました。しかも、そのまむしはパウロの手にぶら下がっていました。
島の人々はそれを見て、こう言いました。
この人はきっと人殺しだ。海からは救われたが、正義の女神はこの人を生かしておかないのだ。(使徒の働き28:4)
しかし、パウロがそれでも生きていたため、彼らは「この人は神だ」と思い始めました。
もちろん、パウロは彼らの誤った考えを正し、真の神について教え始めました。
その後、パウロは島の長官プブリウスの家を訪問し、プブリウスの病気の父のために祈りました。その父が癒されたので、多くの人々がパウロのもとへ訪れました。そして、パウロは彼らの病気を癒しました。
その結果は?
マルタはキリスト教を信じる国となり、今なお、キリスト教はマルタの主要な宗教です。
私のポイントは?
聖霊が私たちのうちに働くなら、私たちはこの世を変えることができます。
私たちはまむしを手から振り落とすことはないかもしれませんし、人を癒すことはできないかもしれません。けれども、聖霊が私たちのうちで働くなら、周囲の人々はそれに気づき、聖霊の働きによって変えられます。
だから、毎日、御霊に満たされましょう。(エペソ人5章18節)
そうすれば、周囲の人々は私たちを通して神を知るようになります。
