この箇所を読むとき、自分自身のクリスチャン生活について考えるのは容易なことです。
しかし、私たちが注目すべきなのは、パウロが個々のクリスチャンに向かって語っているのではなく、キリストのからだ全体に語りかけているという点です。
パウロはまずこう語ります。
愛には偽りがあってはなりません。(ローマ人への手紙12:9)
私は、ある英語の翻訳が気に入っています。
相手を愛するふりをせず、心から愛しなさい。
例えば、私たちはどれほど相手の話を聞いているふりをしながら、実は全く別のことを考えているでしょうか。
そうではなく、私たちは本当に相手の話に関心を持つべきです。
そして、パウロは教会にこう語ります。
悪を憎み、善から離れないようにしなさい。(9b)
教会として、私たちはこの世の悪を憎み、戦うべきです。同時に、善にしっかりとしがみつくべきです。しかし、まずは教会の中でそれを実践することが大切です。
もし苦々しい思いや、相手を許さない心を目にしたとき、私たちはその態度と向き合い、それと戦うでしょうか。それとも、許し合う姿勢を求めるでしょうか。
教会の中で争いや分裂があるなら、和解をもたらすために努力するでしょうか。私たちは教会の一致を心から求めるでしょうか。
プライドや差別を見たとき、それを教会から取り除き、互いに受け入れ合うでしょうか。(ローマ人への手紙12:10,16)
人が故意に罪を犯し、悔い改めない場合、その問題に正しく向き合い、適切に対処するでしょうか。(第一コリント5章)
誰かが罪に陥ったとき、私たちは柔和な心を持って、その人を正しく導くでしょうか。(ガラテヤ6:1)
そして、パウロは続けてこう言います。
望みを抱いて喜び、苦難に耐え、ひたすら祈りなさい。(ローマ人への手紙12:12)
試練に苦しんでいる人がいるとき、私たちはその人を支え、励ますでしょうか。その人のために心から祈るでしょうか。
また、私たちは「喜んでいる者たちとともに喜び、泣いている者たちとともに泣く」でしょうか。(ローマ人への手紙12:15)
私たちは教会の仲間たちに仕えるでしょうか。パウロはこう語りました。
聖徒たちの必要をともに満たし、努めて人をもてなしなさい。(13)
それこそが、本来あるべきクリスチャンの歩みです。果たして、私たちはそのように生きているでしょうか。
