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ローマ人への手紙

たとえ支配者が悪くても

ローマ人への手紙13:1-7

この箇所で、パウロはクリスチャンと政治の関係について語ります。基本的に、彼は私たちが政府の権威に従うべきだと教えています。

なぜでしょうか。それは、最終的に神様がその人々に権威を与えられたからです。したがって、彼らに反抗することは、実は神様に逆らうことになるのです。

さらに、もう一つの理由があります。神様は社会の益のために権威を確立されました。もし権威がなければ、私たちは無政府状態になり、それは本当に恐ろしい社会となるでしょう。

そして、パウロはこう語ります。

彼(つまり、権を持つ人)はあなたに益を与えるための、神のしもべなのです。(ローマ人への手紙13:4)

多くの場合、権威を持つ人のおかげで、社会は安定し、平和が保たれています。したがって、私たちが正しいことを行うなら、問題が生じるはずはありません。

私は列王記第18章に登場するオバデヤについて考えます。(彼は預言者オバデヤではありません)。彼はアハブ王に仕えていました。

アハブは、イスラエル史上最も悪しき王の一人でした。それにしても、オバデヤが忠実なしもべであったため、アハブは彼に王宮の管理を任せました。

それでも、オバデヤは神様を畏れ、正しいことを行いました。

彼の模範から、私たちは重要な教訓を学びます。時に、正しいことが権威を持つ者の命令と矛盾する場合があります。 そのような場合、私たちは真に正しいことを選択すべきです。

そのため、アハブの妻イゼベルが神様の預言者たちを殺害するよう命じたとき、オバデヤは彼らを救い出しました。

預言者ダニエルとその友人たちも、正しいことを行いました。神様の律法に反する命令を受けたとき、彼らは神様の戒めに従いました。(ダニエル書 1-3章)

また、ユダヤ人の指導者たちがペテロと他の使徒たちにイエス様のことを語るのをやめるよう命じたとき、ペテロたちはそれを拒みました。(使徒の働き 4-5章)

こうして、神様はオバデヤ、ダニエルたち、ペテロたちを守り、祝福してくださいました。そして、ダニエルたちの場合、最終的に支配者たちは彼らに栄誉を与えました。

そして、パウロはこう語ります。

支配者を恐ろしいと思うのは、良い行いをするときではなく、悪を行うときです。

権威を恐ろしいと思いたくなければ、善を行いなさい。そうすれば、権威から称賛されます。(ローマ人への手紙13:3)

特に、私たちが正しいことを行うなら、神様を恐れる必要はありません。むしろ、神様は私たちを称賛してくださいます。

したがって、この世の支配者の命令が神様の言葉に反する場合、私たちは神様に従うべきです。なぜなら、私たちの最も高い権威は神様だからです。

しかし、たとえ支配者の命令を拒んだとしても、私たちは彼らを尊敬すべきです。

パウロはこう語りました。

すべての人に対して義務を果たしなさい。。。恐れるべき人を恐れ、敬うべき人を敬いなさい。(7)

オバデヤ、ダニエルたち、ペテロたちは、そのように行動しました。だから、私たちは彼らの模範に従うべきです。

そして、ペテロはパウロの言葉を次のようにまとめます。

もしあなたがたが良いことに対して熱心であるなら、だれがあなたがたに害を加えるでしょう。

たとえ義のために苦しむことがあっても、あなたがたは幸いです。

人々の脅かしを恐れたり、おびえたりしてはいけません。むしろ、心の中でキリストを主とし、聖なる方としなさい。

あなたがたのうちにある希望について説明を求める人には、だれにでも、いつでも弁明できる用意をしていなさい。ただし、柔和な心で、恐れつつ、健全な良心をもって弁明しなさい。

そうすれば、キリストにあるあなたがたの善良な生き方をののしっている人たちが、あなたがたを悪く言ったことを恥じるでしょう。(第一ペテロ3:13-16)

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