パウロは、ピリピの人々にイエス様の模範に従うべきことを語ったあと、その模範を具体的に生きている二人の人物を、例として挙げました。
まず、テモテについてパウロはこう語ります。
テモテのように私と同じ心になって、真実にあなたがたのことを心配している者は、だれもいません。みな自分自身のことを求めていて、イエス・キリストのことを求めてはいません。
しかし、テモテが適任であることは、あなたがたが知っています。子が父に仕える仕えるように、テモテは私とともに福音のために奉仕してきました。(ピリピ人への手紙2:20-22)
その前に、パウロはピリピの人々にこう勧めていました。
それぞれ、自分のことだけでなく、ほかの人のことも顧みなさい。(4)
そして、パウロはピリピの人々にこう語ります。「テモテこそ、そのような人物です。多くの人々は自分自身のことに関心を向けて生きていますが、テモテは違います。
彼はイエス様の模範に従い、あなたがたのことを心から案じているのです。さらに、彼は福音のために、私と共に忠実に仕えてきました。」
その後、パウロはエパフロディトという人物を称えます。どうやらピリピの教会は、パウロの働きを助けるために、彼を遣わしたようです。
けれども、彼がパウロと共に仕えている間、重い病にかかり、死にかけるほどでした。
そこでパウロは、エパフロディトをピリピに帰らせる決断をします。
しかし、ピリピの人々が彼を「失敗者」として見ないようにと願い、パウロは彼を「私の兄弟、共に働く者、そして戦友」と呼びました。
さらに、パウロはこう語るのです。
ですから大きな喜びをもって、主にあって彼を迎えてください。また、彼のような人たちを尊敬しなさい。
彼はキリストの働きのために、死ぬばかりになりました。あなたがたが私に仕えることができなかった分を果たすため、いのちの危険を冒したのです。(29-30)
イエス様が、天の父のみこころに従ってご自身の命を喜んでささげられたように、エパフロディトもまた、そのように歩みました。
だからこそ、パウロはこう語ります。「エパフロディトのような人々を尊びなさい。あなたがたは、彼の模範に従うべきなのです。」
私たちもまた、彼のように歩むべきです。
では、あなたはどうでしょうか。あなたは、自分のことだけでなく、ほかの人のことも顧みているでしょうか。それとも、気づかないうちに、自分の最善だけを求めて生きてしまってはいないでしょうか。
あなたは、自分自身のために生きているでしょうか。それとも、神のみこころに喜んで従い、自分のいのちさえ差し出す覚悟をもって歩んでいるでしょうか。
もちろん、神はあなたに、福音のために命をささげるように召しておられないかもしれません。けれども、もしかしたら、あなたに会社を辞めるように導かれることがあるかもしれません。あるいは、あなたを他国へ宣教師として遣わされることがあるかもしれません。
そのとき、あなたはどう応えるでしょうか。
テモテとエパフロディトの模範に従おうとするでしょうか。けれども、それ以上に、イエス様ご自身の模範に従おうとするでしょうか。
