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テモテへの手紙第ー

神の群れを導く

テモテへの手紙第一4章

この箇所全体を読むとき、パウロのことばが私の心に深く響いてきます。テモテに語りかけるパウロのことばには、確かな力と緊張感があります。

そのことばによって、テモテは神様の召しに従い、教会のリーダーとして立ち上がるように励まされ、挑戦されたのです。そして現代の牧師たちも、このことばをしっかりと心に留めていなければなりません。

では、パウロは何を語ったのでしょうか。

まずパウロは、神様の御言葉をクリスチャンたちに忠実に教えるよう、テモテに命じました。この世では、神様の教えがねじ曲げられ、多くの人々が善を「悪」と呼び、悪を「善」と呼んでいます。

けれども、パウロは妥協せず、神様の御言葉をはっきりと教えました。だから彼は、テモテにこう語ったのです。

これらのことを兄弟たちに教えるなら、あなたは、信仰のことばと、自分が従ってきた良い教えのことばで養われて、キリスト・イエスの立派な奉仕者になります。(テモテへの手紙第一4:6)

言い換えれば、こういうことです。「あなたは、忠実で立派な奉仕者になりたいと願っているのですか。それなら、神様があなたにゆだねられた神の群れに対して、神様の真理を正しく、余すところなく伝えなさい。」

パウロはこの命令を、さらに力強く語っています。

あなたはこれらのことを命じ、また教えなさい。(11)

テモテが人々に教えるべきであったのは、敬虔な歩みをすることでした。そしてまた、私たちの救い主である神にある希望を示すことでもありました。

けれども、教えるときには、テモテは自分の知恵によってではなく、神様の知恵を土台として語らなければなりませんでした。

そのためにパウロは、彼にこう語ったのです。

私が行くまで、聖書の朗読と勧めと教えに専念しなさい。(13)

多くの牧師たちは、良いことや聖書的な内容を教えていますが、 そのメッセージの中心が、聖書そのものではなく、自分たちの思いや経験に傾いてしまうことがよくあります。

しかしパウロは、テモテにこう命じました。「聖書の朗読と、勧めと、教えに専念しなさい。聖書から出発し、神様が語られたことを忠実に伝えなさい。自分の意見ばかりを語ることがあってはなりません。」

さらにテモテは、そのことを人々に教えるだけではなく、自らも神様のことばに従って歩まなければなりませんでした。だからこそパウロは、彼にこう語ったのです。

あなたは、年が若いからといって、だれにも軽く見られないようにしなさい。むしろ、ことば、態度、愛、信仰、純潔において信者の模範となりなさい。(12)

テモテは、教会の多くの人々よりも若かったようです。しかしパウロは、テモテにこう語りました。「あなたは若いかもしれないが、クリスチャンたちのために良い模範となりなさい。あなたの生き方、愛し方、信仰、純潔において、模範となるのです。」

もしかすると、ある偽教師たちはテモテを威圧し、黙らせようとしたのかもしれません。けれどもパウロは、彼に思い出させました。「神様はあなたに賜物を与えてくださいました。その賜物を軽んじてはなりません。」(14節)

そしてその後、パウロはさらにこう語ったのです。

これらのことに心を砕き、ひたすら励みなさい。そうすれば、あなたの進歩はすべての人に明らかになるでしょう。(15)

言い換えれば、こういうことです。

「あなたは勤勉に神様のことばを教えなさい。そして、敬虔な歩みを全力で追い求めなさい。 そうすれば、人々はあなたがイエス様の恵みと知識において日々成長している姿を見て、あなたの模範に従うようになるでしょう。」

最後に、パウロは自らの指示を、このように結びました。

自分自身にも、教えることにも、よく気をつけなさい。働きをあくまでも続けなさい。そうすれば、自分自身と、あなたの教えを聞く人たちとを、救うことになるのです。(16)

もう一度パウロは、テモテに注意を促しています。誘惑に気をつけ、聖書を正しく教えることが求められていたのです。なぜでしょうか。それは、牧師として、リーダーとして、彼が担っている責任が非常に大きいからです。

もしテモテが、パウロからの教えに忠実に従うなら、自分自身だけでなく、神様の群れまでも救うことになるでしょう。しかしもし、それを怠るなら、その群れはテモテとともに滅び、神様は彼の責任を問われるのです。

牧師の務めは、軽んじられるべきものではありません。神様によって召された者だけが、その働きに立つべきなのです。もしあなたが、神様から牧師として召されているのであれば、あなたはパウロのことばを心に刻んでいなければなりません。

その場合、管理者に要求されることは、忠実だと認められることです。(第一コリント4:2)

あなたはどうでしょうか。あなたは、忠実な者として歩んでいますか。

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