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テトスへの手紙

真理を擁護する

テトスへの手紙1:1-2:1

この手紙は、牧師へのパウロの最後の手紙です。この手紙で、パウロはテトスという牧師にどのようにクレタの教会を扱うべきか教えました。

どうやら、エペソにあるテモテの教会のように、クレタの教会も偽教師とその教えに直面していました。

ある人たちは、ユダヤ人の作り話や系図について教えたり、律法主義の宗教を教えたりしました。その教会は比較的新しかったため、その変な教えはすでに入り始めていました。

さらに、教会のメンバーたちはまだ未成熟なクリスチャンたちだったため、どのように聖なる人生を送るか分かりませんでした。

そのため、この手紙の最初から、パウロは、なぜ神様が彼をお召しになったのか説明します。それは、信者たちが真理を知るためです。

けれども、その真理は敬虔な人生と切り離すことはできません。反面、その真理によって、信者たちは神様が約束した永遠の命を得ます。(テトスへの手紙1:2-3)

しかし、その若い教会はリーダーが不足していたため、パウロはテトスにクレタの町ごとの教会に長老たちを任命するように命じました。彼らは牧師の役割を果たすために任命されました。

そして、テモテへの手紙のように、パウロは長老たちに関して、二つのことを強調しました。

一つ目は、長老たちの性格です。その長老たちは非難されるところのない人であるべきです。

実は、反抗的な者、無益な話をする者、人を惑わす者が多くいます。特に、割礼を受けている人々の中に多くいます。そのような者たちの口は封じなければなりません。

彼らは、恥ずべき利益を得るために、教えてはならないことを教え、いくつかの家庭をことごとく破壊しています。

クレタ人のうちの一人、彼ら自身の預言者が言いました。「クレタ人はいつも噓つき、悪い獣、怠け者の大食漢。」(テトスへの手紙1:10-12)

現代の教会でも、私たちは同じようなことを見ます。ある人たちは神様の御言葉の一部が嫌いで、その教えを曲げてしまいます。そして、偽教師の教えによって、いくつかの家族がキリストから引き離されます。

クレタの偽教師のように、ある人の動機はお金です。

また、ある教師たちは、神様の恵みが足りないと思い、私たちが神様の救いのために働かなくてはならないと思っています。

他の教師たちは、自分勝手に生きたいと思い、神様の教えを曲げます。

だから、パウロはテトスに言いました。

ですから、彼らを厳しく戒めて、その信仰を健全にし(なさい)。。。(13)

簡単に言うと、「真理を擁護しなさい。その嘘を見逃してはいけません。神様が嘘をつかれない方なので、私たちは神様の模範に従わなくてはいけません。」(1:2)

パウロによれば、たくさんの人々は神様を知っていると主張しますが、彼らは自分の行為によって神様を否定します。なぜなら、彼らの知性も良心も汚れているからです。彼らは真理を受け入れたくないのです。

しかし、パウロはテトスにこう命じます。

あなたは健全な教えにふさわしいことを語りなさい。(2:1)

周りの人々は真理を拒絶するかもしれませんが、私たちは真理を擁護しなければなりません。私たちは真理を曲げてはいけません。

あなたはどうでしょうか。真理を擁護するでしょうか。それとも嘘を見逃して、人々が破滅に至ることを許すでしょうか。

さらに、自分の罪にふけるために、真理を曲げるでしょうか。

真理にどのように反応したかによって、私たちは裁かれます。裁きの日に、神様はあなたに何と言われるでしょうか。

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