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ヨハネの手紙第一

霊を吟味する

ヨハネの手紙第一3:24-4:6

多くの人々は、自分がキリストに従い、聖霊様を持ち、福音を宣べ伝えていると主張します。けれども、私たちが問わなければならないのは、その人たちが本当のキリストに従い、本当の聖霊様を持ち、本当の福音を宣べ伝えているかどうかということです。

パウロはコリントのクリスチャンたちのことを心配していたので、次のように言いました。

蛇が悪巧みによってエバを欺いたように、あなたがたの思いが汚されて、キリストに対する真心と純潔から離れてしまうのではないかと、私は心配しています。

実際、だれかが来て、私たちが宣べ伝えなかった別のイエスを宣べ伝えたり、あるいは、あなたがたが受けたことのない異なる霊や、受け入れたことのない異なる福音を受けたりしても、あなたがたはよく我慢しています。(第二コリント11:3-4)

ヨハネにもそのような心配があったため、この手紙を書きました。4章32節でヨハネは、私たちが神様が与えてくださった御霊によって、神様が私たちのうちにとどまっておられることが分かると言っています。その後、ヨハネは私たちに警告を与えます。

愛する者たち、霊をすべて信じてはいけません。偽預言者がたくさん世に出て来たので、その霊が神からのものかどうか、吟味しなさい。(ヨハネの手紙第一4:1)

私は、ヨハネが急に話題を変えたわけではないと思います。むしろ、この二つの聖句は繋がっていると感じます。

ヨハネによれば、聖霊様は私たちのうちにとどまっておられるのです。それと同時に、ヨハネが警告しているのは、悪霊たちも存在するということです。さらに、多くの場合、彼らは光の御使いに変装するので、私たちは注意を払わなくてはならないのです。

旧約聖書の時代に偽預言者たちがいたように、ヨハネの時代にも偽預言者がいました。そして、現代にも偽預言者が存在しています。その偽預言者たちは皆、悪霊から力を受けています。

したがって、ある人が神様の言葉を伝えると主張するのであれば、私たちはその人とその言葉を吟味しなくてはなりません。彼らの滑らかな話し方や霊的な経験に惑わされてはいけません。

では、どのようにして私たちは御霊と悪霊を区別できるのでしょうか。

一つの方法は、彼らのイエス様に関する教えを吟味することです。

ヨハネの時代には、多くの人々が、イエス様が本当にこの世に人間として来られたかどうかを疑っていました。彼らによれば、イエス様は人間に見えたけれど、本当の人間ではなかったとされています。

現代では、イエス様が人間であったかどうかを疑う人はそれほど多くないのです。けれども、彼らはイエス様が神であるかどうかを疑うのです。

ヨハネによれば、イエス様の本性を認めない人、つまり、イエス様が100%人間であり、同時に100%神であることを認めない人は、神様から来たものではありません(4:2-3)。

もう一つの方法は、その人の教えが、イエス様や福音に関する使徒たちの教えに反しているかどうかを吟味することです。ヨハネはこう言います。

私たちは神から出た者です。神を知っている者は私たちの言うことを聞き、神から出ていない者は私たちの言うことを聞きません。

それによって私たちは、真理の霊と偽りの霊を見分けます。(4:6)

その言葉は厳しいものです。けれども、その言葉によって、私たちは神様から与えられた使徒たちの権威を理解することができます。

したがって、「私は神様に従う」と主張しながら、使徒の教えに反対することはできません。そのような人の言葉を聞くと、その人が神様から来た者ではないことが分かります。

残念なことに、多くの人々は自分が聞くことを吟味しません。むしろ、ある牧師や教師が「自分はイエス様に従っている」と主張すると、簡単にその人を信じてしまいます。

その結果、彼らは暗闇に落ちてしまいます。彼らはイエス様に従わずに、反キリストたちに従っています。

しかし、私たちが霊たちを吟味すれば、そのような恐れは必要ありません。なぜなら、ヨハネはこう言いますからです。

子どもたち。あなたがたは神から出た者であり、彼らに勝ちました。あなたがたのうちにおられる方は、この世にいる者よりも偉大だからです。(4:4)

あなたはどうでしょうか。霊たちを吟味していますか。

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