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ヨハネの手紙第一

死に至る罪

ヨハネの手紙第一5:16-21

16-17節で、ヨハネは不思議で興味深いことを言います

だれでも、兄弟が死に至らない罪を犯しているのを見たなら、神に求めなさい。そうすれば、神はその人にいのちを与えてくださいます。

これは、死に至らない罪を犯している人たちの場合です。

しかし、死に至る罪があります。これについては、願うようにとは言いません。

不義はすべて罪ですが、死に至らない罪もあります。 (ヨハネの手紙第一5:16-17)

おそらく、ヨハネはヤコブが自分の手紙で述べた内容に触れているのではないでしょうか。ヤコブはこう言いました。

あなたがたのうちに病気の人がいれば、教会の長老たちを招き、主の御名によって、オリーブ油を塗って祈ってもらいなさい。

信仰による祈りは、病んでいる人を救います。主はその人を立ち上がらせてくださいます。もしその人が罪を犯していたなら、その罪は赦されます。(ヤコブ5:14-15)

多くの場合、病気は罪と直接の関係がないのです。むしろ、その病気は壊れた世界に生きていることから生じるのです。

しかし、ヤコブによれば、神様の裁きによって人が病気になる可能性もあるのです。そのため、私たちがその人のために祈ると、その人は癒されるだけでなく、その罪も赦されるのです。

ところが、ヨハネはヤコブの言葉に条件を加えています。ヨハネによれば、人が死に至る罪を犯すと、その人のために祈ることは無意味だとしています。

それでは、「死に至る罪」とは何でしょうか。18-19節でヨハネはそのことについて説明しているのです。

神から生まれた者はみな罪を犯さないこと、神から生まれた方がその人を守っておられ、悪い者はその人に触れることができないことを、私たちは知っています。

私たちは神に属していますが、世全体は悪い者の支配下にあることを、私たちは知っています。(ヨハネの手紙第一5:18-19)

この手紙の中で、ヨハネはあえて罪を犯すことについて何度も警告しています。彼は繰り返しこう述べます。「神様の子どもは罪を犯す習慣を持っていません。」

18-19節で、ヨハネはその理由を説明しています。それは、イエス様が神様の子どもの心の中で働いておられるからです。

この全世界はサタンに支配されているかもしれませんが、私たちに関してはそうではありません。この世の人々はサタンの誘惑を克服することができませんが、神様の力によって、私たちは克服することができます。

したがって、悔い改めずにあえて罪を犯し続ける兄弟の運命は「死」です。

ヨハネが「死」と言うとき、それは何を意味しているのでしょうか。

一つの可能性は、神様がその人の命を取ることを意味しているのかもしれません。聖書の中には、そのような例が記されています。(使徒の働き5:1-10、第一コリント5:5、11:27-30)

もう一つの可能性は、その人が偽兄弟であることです。

その人は決して救われていなかったため、地獄に行くのです。その人は真理を知り、それを信じていると主張しましたが、彼の人生がその偽りを明らかにしたのです。

その人が真理を知っていた分だけ、神様は特にその責任を問われるのです。その人には何の言い訳も許されないのです。(へブル10:26-31)

要するに、すべての罪が同じというわけではありません。私たちすべてが時には罪を犯してしまうことがあります。ヨハネが述べたように、不義はすべて罪です。けれども、ふと罪に陥ることと、あえて罪に飛び込むこととは全く異なるものです。

もしあなたが罪を犯してしまっても、悔い改めるならば、神様はあなたを赦してくださいます。

ところが、悔い改めを拒むならば、神様の赦しを受けることはできません。その結果、あなたは神様の裁きを受けるしかありません。その裁きはこの世においても、死後においても下るかもしれません。

それでも、ヨハネは私たちのためにより良い希望を示しています。

また、神の御子が来て、真実な方を知る理解力を私たちに与えてくださったことも、知っています。私たちは真実な方のうちに、その御子イエス・キリストのうちにいるのです。

この方こそ、まことの神、永遠のいのちです。(20)

つまり、イエス様はこの世に来られ、私たちの心と思いを真理に向けて開いてくださったということです。今や、私たちは神様を知り、イエス様のうちにとどまっています。また、イエス様も私たちのうちにとどまっています。

このようにして、私たちはいのちを持っています。

だからこそ、ヨハネはこの言葉をもってこの手紙を締めくくります。

子どもたち、偶像から自分を守りなさい。(21)

ヨハネは私たちにこう言っています。「あなたは真理に属しています。あなたは真の神に属しています。だから、自分自身を罪やこの世のものにあえて捧げてはなりません。それらは、神様が私たちのために備えたものの偽物です。

だから、罪から離れましょう。そしてイエス様のもとへ走りましょう。命であるイエス様に自分自身を捧げましょう。」

あなたは、自分自身を誰に捧げていますか。

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