ヤコブは言った。「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ。」(創世記32:26)
ヤコブは、生涯を通じて神の祝福を得ようと努力しました。
その祝福を得るため、ヤコブは父と兄を騙しました。(創世記26〜27章)
その後、神の祝福を得るため、ヤコブは神様と交渉しようとしました。(創世記28:20〜22)
そして、今日の箇所では、神の祝福を得るため、ヤコブは神様と格闘しました。
彼が理解していなかったのは、神様が単純にヤコブを祝福したいと願っておられたということです。
ヤコブがするべきことは、神のあわれみと忠実さに信頼することだけでした。神様は、私たちのようなふさわしくない者にも、喜んでそのあわれみと忠実さを示してくださるのです。(10節)
その真理を把握することができれば、私たちはどんなに喜ぶことでしょう。
私たちは、神の祝福を得ようと努力する必要はありません。神のあわれみと真実さを信じ、ただその祝福を受けることができるのです。
