ひとりのみどりごが私たちのために生まれる。ひとりの男の子が私たちに与えられる。
主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。(イザヤ書9:6)
「ひとりのみどりごが、私たちのために生まれます。」
この言葉を読んだとき、私は、イエス様が生まれた夜に羊飼いたちに語った御使いの言葉を思い起こしました。
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。(ルカ2:11)
御使いが羊飼いたちに良い知らせを伝えたとき、イザヤの言葉を思い浮かべていたでしょうか。私はそう思います。
御使いはただ、「救い主がお生まれになりました」と言うこともできたでしょう。
あるいは、「イスラエル人のために救い主がお生まれになりました」と言うこともできたでしょう。
しかし、御使いはこう言いました。「あなたがたのために救い主がお生まれになりました。」
それは、勢力のある人のためだけではなく、一般の人々のためです。あなたのためです。
そして御使いは、羊飼いたちを、生まれたばかりの王を見に行くように招きました。
その王は、兵士に守られた宮殿にはおられませんでした。そこにいたのは、王の父親と母親(そして、おそらく家畜)だけでした。だから、羊飼いたちでさえ、その王を訪ねることができたのです。
救い主は、あなたのためにお生まれになりました。
羊飼いたちのように、自分を取るに足りない者だと思うかもしれません。自分にはあまり価値がないと思うかもしれません。
それでも、イエス様はあなたのためにお生まれになりました。
あなたのために。
