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マルコの福音書のデボーション

天のお父さん、私は何を堅く守っているでしょうか。

パリサイ人をはじめユダヤ人はみな、昔の人たちの言い伝えを堅く守って、手をよく洗わずに食事をすることはなく。。。

あなたがたは神の戒めを捨てて、人間の言い伝えを堅く守っているのです。(マルコの福音書7:3、8)

「堅く守っている」という言葉が、今日、私の心に深く残りました。

パリサイ人やユダヤ人たちは、自分たちの言い伝えを堅く守ることで、神様のことばを軽んじ、結果として神様ご自身をも軽んじてしまいました。口先では神様を敬いながらも、その心は神様から遠く離れていたのです。

現代にも、同じような問題が存在しています。人々は「クリスチャン」だと自称しながら、神のみことばを堅く守ることができず、代わりに現代の価値観を堅く保っているのです。

その結果、彼らもパリサイ人のように、口先では神様を敬っていても、心は神様から遠く離れてしまいます。

しかし、今日、私自身のことを思い巡らしました。

私は何を保とうとしているのだろうか。 イエス様とそのみことばに、私は本当にしがみついているのだろうか。

それとも、他のものにしがみついているのだろうか。 経済的な安定?自分のプライド? あるいは、悪い態度や罪そのもの?

イエス様、どうか私の心のすべてをあなたに捧げることができるよう助けてください。 私が、あなただけにしがみついて歩むことができますように。

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マルコの福音書のデボーション

聞きなさい!考えなさい!

よく聞きなさい。種を蒔く人が種蒔きに出かけた。(マルコの福音書4:3)

上の箇所では、ある言葉は全く翻訳されていません。一方、別の箇所では、その言葉が「見よ」や「見なさい」と訳されています(例:マタイ1:20、ルカ1:31)。

その言葉は感嘆詞であり、「次の言葉は重要なので注意して聞きなさい」という意味を含んでいます。

つまり、イエス様が語られたのは、「よく聞きなさい。考えなさい。種を蒔く人について。」ということなのです。

結局のところ、この最初のたとえ話の要点は、「聞きなさい」「考えなさい」という二つの言葉にあります。

イエス様のみことばを聞きなさい。一つの耳から入って別の耳から出てしまうことのないように。

しかし、それだけではなく、みことばを深く考えなさい。真剣に思い巡らしなさい。みことばが心の奥深くに根づくように。そうすれば、困難が訪れるとき、自分の信仰は萎えることなく、力強く保たれます。

最後に、みことばが自分の生き方を形づけるように。みことばがこの世のものによって塞がれることなく、豊かに実を結ぶように努めましょう。

私の教会では、この合言葉を大切にしています。「ヘッド・ハート・ハンド。」

神様のみことばは、あなたの頭と心と手に働いているでしょうか。

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使徒の働きのデボーション

神の恵みのみことば

「神の恵みのみことば」、つまり「福音」という言葉を聞くと、私たちは普段、自分の救いのことだけを考えがちです。けれども、福音はそれ以上のことをしてくれます。

もちろん、福音によって私たちは救われます。しかし、パウロはエペソの人々にこう語りました。

今私は、あなたがたを神とその恵みのみことばにゆだねます。

みことばは、あなたがたを成長させ、聖なるものとされたすべての人々とともに、あなたがたに御国を受け継がせることができるのです。(使徒の働き20:32)

パウロによれば、福音を信じるとき、二つのことが起こります。

一つ目は、私たちは神の子供として御国を受け継ぐことです。つまり、救われるということです。けれども、それだけではありません。福音は私たちを成長させます。

原文で使われている「成長させる」という言葉には、「励ます」や「強める」というニュアンスも含まれています。

福音は私たちを一度だけ励ますものではありません。また、一度だけ強めるものでもありません。私たちには、毎日福音が必要なのです。

クリスチャンとして私たちが絶望するとき、多くの場合、その原因は神の恵みのメッセージを忘れてしまうことにあります。

私たちは、神の愛を得るために頑張る必要がないことを忘れてしまいます。

神様がすでに私たちを愛してくださっていることを忘れてしまいます。

また、神の受け入れを得るために頑張る必要がないことも忘れてしまいます。

神がすでに私たちを受け入れ、私たちのことを喜んでおられることを忘れてしまうのです。

私たちは、イエス様が私たちの罪の代価をすでに払ってくださったことを忘れてしまいます。そのため、イエス様の十字架の働きが不十分であるかのように、私たちは自分自身を責め続けてしまうのです。

だからこそ、私たちにはいつも福音のことば、福音のメッセージを思い出す必要があります。片時もそのメッセージを忘れないでください。

むしろ、毎日そのメッセージによって安心し、喜びましょう。