カインがアベルを殺した後、神様はカインにこう言われました。
あなたの弟の血が、その大地からわたしに向かって叫んでいる。(創世記4:10)
アベルの血は正義を求めていました。
だから、神様はカインにこう言われました。
今や、あなたはのろわれている。(11)
そして、カインは主の御前から出て行きました。(創世記4:14、16)
でも、数千年後、もう一人の無実の人が殺されました。イエス様は罪を全く犯されなかったのに、十字架で殺されました。
しかし、へブル人への手紙の著者は、イエス様とその血についてこう言っています。
あなたが近づいているのは。。。新しい契約の仲介者イエス、それに、アベルの血よりもすぐれたことを語る、注ぎかけられたイエスの血です。(へブル12:22ー24)
アベルの血は正義を求めましたが、イエス様の血は罪人への神の恵みを願いました。
だから今、神様は私たちをご覧になると、こう言われます。
「わたしのひとり子の血は、その大地からわたしに向かって叫んでいる。だから、今や、あなたは祝福されている。呪いは取り除かれている。そして、わたしのひとり子の血によって、あなたの罪は赦されている。」
そういうわけで、へブル人への手紙の著者は私たちにこう励ましています。
こういうわけで、兄弟たち。私たちはイエスの血によって大胆に聖所に入ることができます。
イエスはご自分の肉体という垂れ幕を通して、私たちのために、この新しい生ける道を開いてくださいました。
また私たちには、神の家を治める、この偉大な祭司がおられるのですから、心に血が振りかけられて、邪悪な良心をきよめられ、からだをきよい水で洗われ、全き信仰をもって真心から神に近づこうではありませんか。(へブル10:19ー22)
