実は、イスラエルの歴史を年代順に伝えることは非常に難しいです。なぜなら、多くの聖書の書は同時期に書かれていたからです。
それでも、私はこのブログを通して、多くのことを学びました。
以前、私はダニエル書の出来事がいつ起こったのかを尋ねたことがありました。ダニエル書の最初の部分は、エルサレムが滅ぼされる前に書かれていたことを知りました。
とはいえ、私はその出来事がユダの最後から二番目の王エホヤキンの時代に起こったのではないかと考えていました。けれども、ダニエル書によれば、エホヤキムの治世の第3年にバビロンの軍隊がエルサレムを包囲しました。
(エホヤキムは約11年間ユダを治め、その次の王がエホヤキンでした。)
ダニエルはエホヤキムの治世の第4年にバビロンへ追放されました。
ダニエルだけでなく、イスラエル人の中から王族や貴族の数人もバビロンに追放されました。なぜなら、バビロンの王ネブカデネザルは、ユダや他の国々の最も賢く、ハンサムで、偉大な人々を欲したからです。
そうすることで、征服された国々には有能なリーダーがいなくなり、バビロンがさらに強くなるからです。
そこで、バビロン人はダニエルと他のユダ人にバビロンの文化を教えました。
また、バビロン人は彼らに新しいバビロンの名前を与えました。ダニエルとその友達の名前は神様を敬うものでしたが、新しい名前はバビロンの神々を敬うものに変更されました。
やがてすぐに、ダニエルとその友達は選択しなければならない場面に直面しました。一見すると重要ではない小さな選択のように思えるかもしれませんが、王が提供した食べ物を食べるかどうかを決める必要がありました。
その食べ物は王の食卓から供されるもので、バビロンの訓練を受けている人々を尊ぶものでした。けれども、二つの問題がありました。
一つ目は、その食べ物を食べると、ダニエルが神様の食事に関する律法を破る可能性があることです。
二つ目は、その食べ物が偶像に捧げられていた可能性があることです。
では、ダニエルとその友達はどうしたのでしょうか。「私たちはイスラエルから遠くにいるし、神様が私たちを見捨てたようだから、その食べ物を食べても問題ないのではないか?」と考えるのは簡単なことです。
しかし、ダニエル書1:8にはこう記されています。
ダニエルは、王の食べるごちそうや王の飲むぶどう酒で身を汚すまいと心に定め[ました]。(ダニエル書1:8)
ダニエルが係の人と話し合った結果、彼とその友達は神様の方法に従う許可を得ることができました。そして、
十日の終わりになると、彼らの顔色は、王の食べるごちそうを食べているどの少年よりも良く、からだも肥えていた。
そこで世話役は、彼らの食べるはずだったごちそうと、飲むはずだったぶどう酒とを取りやめて、彼らに野菜を与えることにした。(15-16節)
その結果は?
神はこの四人の少年に、知識と、あらゆる文学を悟る力と知恵を与えられた。ダニエルは、すべての幻と夢とを解くことができた。。。
王が彼らと話してみると、みなのうちでだれもダニエル、ハナヌヤ、ミシャエル、アザルヤに並ぶ者はなかった。そこで彼らは王に仕えることになった。
王が彼らに尋ねてみると、知恵と悟りのあらゆる面で、彼らは国中のどんな呪法師、呪文師よりも十倍もまさっているということがわかった。(17,19-20)
私たちは何を学ぶことができるでしょうか。
あなたは神様を喜ばせることを決心していますか。
ダニエルとその友達が直面したプレッシャーについて考えてみてください。バビロン人からの圧力、神様の律法を犯した友達からの影響、自分自身の情欲とプライドからの誘惑。
これらの試練がかかっても、彼らはその圧力に屈しませんでした。むしろ、彼らは神様に仕えることを固く決心しました。
その結果、神様は彼らを祝福されました。
周りの人々からの圧力がかかっても、あなたは神様に従うことを決心していますか。誘惑が迫っても、神様に仕えることを心に決めていますか。
私たちがダニエルとその友達のようになることができますように。そうすれば、神様は私たちを祝福してくださいます。
