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列王記第一

王位を奪おうとする

もう一度、私たちはダビデの家族の問題を見ることができます。今回、アドニヤはダビデがソロモンに約束した王位を奪おうとしました。

この問題は、再び父親としてのダビデの失敗によって起こりました。6節には、このように書かれています:

彼の父は存命中、「あなたはどうしてこんなことをしたのか」と言って、彼のことで心を痛めたことがなかった。(列王記第一1:6)

だから、ある日、アドニヤはこう決心しました。「私は王になる。」

そして、彼は支持を得るために、将軍ヨアブと祭司たちを呼び、彼らと相談しました。

けれども、預言者ナタンはその計画を知り、ダビデとバテ・シェバに警告しました。結果として、アドニヤの計画は失敗し、ソロモンが王となりました。

多くの人々はアドニヤのようです。彼らは心の中でこう言います。「私は王になる。」

もちろん、彼らは国の王になろうとしているわけではありません。しかし、彼らは自分の心の王位を神様から奪おうとします。

彼らは神様の支配を拒んで、自分自身の人生を支配しようとするのです。その結果として、彼らの人生は失敗に終わってしまうのです。

多くの日本人は、罪というものを犯罪を犯すことだと考えています。けれども、基本的に、罪とは私たちの人生における神様の支配を拒絶することです。

それはサタンの罪でした。それはアダムとエバの罪でもあり、そして、それは世界中すべての人々の罪でもあります。

何度も、私たちは神様の支配を拒絶し、自分自身で人生を支配しようとします。

その結果、私たちは神様を傷つけ、他の人々を傷つけ、さらには自分自身をも傷つけてしまうのです。

そして、もし私たちが悔い改めないなら、やがて神様の王位が回復される時、神様は私たちを裁かれるのです。

なぜなら、私たちは神様の物を奪ったからなのです。

あなたはどうでしょうか。あなたの心の王位を神様にささげましたか。

神様はあなたを造られました。だからこそ、あなたは神様の者なのです。

それにもかかわらず、あなたの心の王位を奪い、自分自身で支配しようとしていませんか。