前の記事で書きましたが、神様はご自身の計画を私たちの人生において成し遂げてくださいます。そして、どんな力もその計画を妨げることはできません。
この箇所では、その真理の一つの例を見ることができます。あるユダヤ人たちは、パウロを殺すまでは食べたり飲んだりしないと呪いをかけて誓いました。そこで、彼らは祭司長たちの協力を求めました。
彼らは誰に誓ったのでしょうか。それは神様への誓いだったのでしょうか。それは、なんとも皮肉な誓いです。
「神様。私たちは人を殺してはならないという戒めを破り、パウロを殺害することを誓います。」
確かに彼らは別の言葉を使ったかもしれませんが、本質的には、それが彼らの誓いでした。さらに、祭司長たちはその誓いが正しいと考え、ユダヤ人たちと協力しました。
けれども、彼らは神様の計画を妨げることはできませんでした。
神様の導きによって、パウロの甥はユダヤ人たちの計画を知ることができました。そして、神様が千人隊長の心の中で働かれ、その千人隊長がパウロを守ったため、パウロは無事に裁判に進むことができました。
その結果、ユダヤ人たちの陰謀は無駄になりました。
私はこの話を読むと励まされます。私たちが神様の御心に従おうとするとき、この世が私たちに反対することがあります。事実、私たちが神様に従うと、この世が反対することもあります。
しかし最終的には、誰も、またどんな力も神様の計画を妨げることはできません。
だから、紅海でのモーセの言葉を心に刻みましょう
恐れてはならない。しっかり立って、今日あなたがたのために行われる主の救いを見なさい。(出エジプト記14:13)
