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箴言

愚か者との付き合い方、愚か者のように行動する

この箇所では、私たちはどのように愚かな者を扱うか、また、どのように愚か者にならないかを学びます。

この箇所でいう「愚か者」とは、馬鹿で高慢な人のことです。彼らは自分の意見を言い張り、訓戒を決して受け入れません。

私たちはどのようにそんな人を扱った方が良いのでしょうか。ソロモンはこう言います。

愚かな者には、その愚かさにしたがって答えるな。あなたも彼と同じようにならないためだ。

愚かな者には、その愚かさにしたがって答えよ。そうすれば彼は、自分を知恵のある者と思わないだろう。(箴言26:4-5)

一見したところ、これは矛盾です。ソロモンは最初に「愚かな者には、その愚かさにしたがって答えるな。」と言いますが、その後に「愚かな者には、その愚かさにしたがって答えよ。」と言います。

この意味は、愚か者と言い争わない方が良いということです。多くの場合、彼らは聞いてくれないし、あなたは怒ってしまい、彼らのように見えてしまいます。

しかし、柔和な態度と知恵を持って、彼らの愚かさを示すべきです。そうすれば、彼らは聞いてくれて、気が変わるかもしれません。

けれども、彼らがあなたの言葉を受け入れず、あなたが自分の怒りが上がることに気づいたら、止めた方が良いです。なぜなら、ソロモンはこう言うからです。

愚か者を臼に入れ、きねでこれを麦といっしょについても、その愚かさは彼から離れない。(箴言27:22)

それに、私たちは彼らを愛するべきですが、彼らを信頼しない方が良いです。つまり、彼らの意見に従うべきではないし(26:7、9)、彼らには責任を与えない方が良いです。(26:10)

私たちが愚か者になりたくないなら、どうしたら良いでしょうか。

私たちは自分の過ちから学ぶべきです。また、訓戒を受け入れるべきです。ソロモンはこう書きました。

犬が自分の吐いた物に帰って来るように、愚かな者は自分の愚かさをくり返す。(箴言26:11)

多くの人々は自分の過ちから学ばないので、その過ちを何度も繰り返してしまいます。

謙虚な態度を取るべきです。あなたは全てのことを知らないことを認めるべきです。ソロモンはこう言います。

自分を知恵のある者と思っている人を見ただろう。彼よりも、愚かな者のほうが、まだ望みがある。(箴言26:12)

そして、神様がご自身の手の中にあなたの未来を持っておられることを認めるべきです。だから、あなたの計画を神様に委ねた方が良いです。(27:1)

あなたは怠けてはいけません。(26:13-16)

箴言では何度もそのテーマが見えてきます。だから、自分の将来を考えて、今の責任を果たすべきです。(27:23-27)

あなたは関係のない喧嘩に勝手に入るべきではありません。(26:17)

そんな喧嘩に勝手に入ると、相手があなたに怒ってしまいます。

あなたの言葉に注意するべきです。(26:18,20)

噂をしない方が良いです。(26:20)

そして、喧嘩を売るべきではありません。(26:21;27:15-16)

むしろ、和解のために働くべきです。

人の言葉を聞くとき、その人の性格を考えるべきです(26:23-26)。

ある人は言葉が得意ですが、彼らの性格も試さなくてはなりません。彼らの性格を知るべきです。

あなたが人を傷つけるように計画するなら、多くの場合、最終的にあなたが傷つけられることを覚えておくべきです(26:27)。

エステル記で、ハマンはそう学びました。

人生の危険を避けるべきです。(27:12)

つまり、あなたの人生や結婚、仕事が悪い方向に向かっていることに気づいたら、立ち止まりましょう。自分の方向を変えましょう。そうしないと、全てを失ってしまうかもしれません。

あなたの隣人に対して気を利かせるべきです。(27:14)

あなたの意図は良いかもしれませんが、ちゃんと考えないと、彼らを祝福するつもりが、怒らせてしまうかもしれません。

あなたはどうですか。賢く生きていますか。愚か者のように生きていますか。