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詩篇

揺るぐことはない

詩篇125篇も私のお気に入りです。実は、私が高校生の時、私の教会はこの詩篇をもとにした歌を歌っていました。

主に信頼する人々はシオンの山のようだ。ゆるぐことなく、とこしえにながらえる。

山々がエルサレムを取り囲むように、主は御民を今よりとこしえまでも囲まれる。(詩篇125:1-2)

詩人は二つの生き生きとした描写を使います。一つ目は、揺るがない山です。

詩人は神様に信頼する人がシオンの山のようだと言います。

どうして、シオンは揺るがなかったのでしょうか。大きな山だからでしょうか。それは違います。

シオンの高さは約730メートルしかありません。富士山の方が断然大きいです(3776メートル)。富士山と比べると、シオンはただの丘です。

しかし、神様がシオンを見守ってくださったので、シオンは揺るがなかったのです。そのように、神様が私たちを見守ってくださるので、私たちは揺るがないのです。

それに、山々がエルサレムを取り囲むように、神様は私たちを囲んでくださいます。主は私たちの砦であり、私たちを滅ぼそうとする悪魔から守ってくださいます。

そして、詩人は神様の正義に関して、確信を言い表します。つまり、悪者は義人を治めないということです。なぜなら、悪者が義人を治めれば、最終的に義人は罪に落ちるかもしれないからです。

残念なことですが、詩人の言葉は神様の約束ではありません。とはいえ、神様は支配者の行動に限界を置いてくださいます。神様はどれくらいその支配者の治世が続くかの限界を置くし、信者に対する迫害の限界も置いてくださいます。

だから、いつか世界の酷い苦難のため、神様は最後の日数を少なくしてくださいます。イエス様はその時についてこう言いました。

もし、その日数が少なくされなかったら、ひとりとして救われる者はないでしょう。しかし、選ばれた者のために、その日数は少なくされます。(マタイ24:22)

とにかく、詩人は神様が自分の民に慈しみを施してくださるように祈りました。また、悪者がいつか裁かれることを覚えています。(詩篇125:4ー5)

そして、彼は祈ります。

イスラエルの上に平和があるように。(5b)

私たちの人生はいつもスムーズに行きません。けれども、神様に信頼しましょう。神様が私たちを見守り、私たちと共におられることを覚えておきましょう。そうすれば、私たちは決して揺るぐことがありません。

また、私たちの苦難の中で、詩人のように、神様の祝福と恵みのために祈りましょう。そうすれば、イスラエルを見守った神様が、私たちをも守ってくださることを実感するでしょう。