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ミカ書

私たちの敵が攻める時に

イスラエルの歴史を振り返ると、その周囲には多くの敵が存在していました。この箇所では、アッシリヤがイスラエルを攻める敵の典型として描かれています。しかし、ミカはイスラエルの勝利を預言しました。

アッシリヤが私たちの国に来て、私たちの宮殿を踏みにじるとき、私たちはこれに対して七人の牧者と八人の指導者を立てる。

彼らはアッシリヤの地を剣で、ニムロデの地を抜き身の剣で飼いならす。アッシリヤが私たちの国に来、私たちの領土に踏み込んで来たとき、彼は、私たちをアッシリヤから救う。(ミカ書5:5-6)

つまり、ある日、神様に逆らう者たちがイスラエルを打倒するために攻めてきます。しかし、神様はリーダーを立ててイスラエルを救われます。ただし、イスラエルの力は軍隊から来るのではなく、神様から与えられるのです。

ミカは7節で、イスラエルの残りの者を「主から降りる露、青草に降り注ぐ夕立のようだ」と描写しています。つまり、この救いと勝利は人間の働きではなく、主の働きです。

だから、イスラエルの残りの者は敵が止めることのできないライオンのようになるのです。(8節)

その日、以前イスラエル人が信頼していたもの、つまり、軍隊や呪術師、占い師、偶像を捨てて、永遠に敵を打倒する神様に信頼するのです。

私たちはこの箇所から何を学ぶことができるでしょうか。

私たちの魂の敵が攻めてきたとき、どのように反応するでしょうか。私たちの人生、仕事、人間関係、経済、ミニストリーなどが攻められたときに何が起こるでしょうか。

私たちの勝利が自分の力と知恵から来るのではないことを思い出しましょう。

攻められたとき、私たちはよくパニックに陥り、自分の知恵と力でその問題を解決しようとしてしまいます。けれども、私たちは助けることのできる神様を忘れがちです。

もし本当の勝利を望むなら、神様に信頼しなければなりません。そして、神様がどうするかを教えてくださったら、私たちは従わなければなりません。そうすれば、私たちは勝利を得ることができるのです。

もう一つ覚えておかなければならないのは、イエス様はすでに最後の勝利を得られたことです。イエス様の十字架の働きによって、私たちは赦され、救われました。

だから、この世では、私たちの敵が私たちを攻めても、彼らは天国の報いに触れることはできません。

ですから、頑張り続けましょう。がっかりせず、むしろ神様に信頼しましょう。神様を待ち望みましょう。なぜなら、私たちはすでに勝利を得たのです。