イエス様が5000人にパンを与えられた奇跡の後、さらに多くの弟子たちがイエス様を拒絶した後、イエス様はユダヤとエルサレムをしばらく避けられました。
けれども、仮庵の祭りというユダヤ人の祝いが近づいていました。そのため、多くのユダヤ人たちがエルサレムに向かって行きました。その時、イエス様の兄弟たちはイエス様にこう言いました。
「あなたは、ずっとエルサレムを避けていたでしょう?本当に有名になりたいなら、エルサレムに行くべきです。そこで奇跡を行う方がいいでしょう。家に隠れていては、有名になることはありませんよ。」
しかし、その言葉には大変皮肉な意図が込められていました。ヨハネはこう記しています。
兄弟たちもイエスを信じていなかったのである。(ヨハネの福音書7:5)
イエス様は兄弟たちにこう言われました。
わたしの時はまだ来ていません。しかし、あなたがたの時はいつでも来ているのです。。。
あなたがたは祭りに上って行きなさい。わたしはこの祭りには行きません。わたしの時がまだ満ちていないからです。(6-8)
要するに、「私はあなたのスケジュールに従いません。実は、私は自分のスケジュールに従いません。私の天の父のスケジュールに従います。」ということです。
だから、自分の兄弟たちは祭りに行きましたが、イエス様は天の父のタイミングを待っておられました。
多くの人々は、自分のスケジュールに従います。時々、彼らは無理やり相手の日程に従わせられてしまいます。
けれども、私たちクリスチャンはイエス様の模範に従うべきです。私たちは天の父の声を聞き、天の父が決めたスケジュールに従うべきです。
正直に言えば、私はしばしば自分のスケジュールに従うことで、神様の働きを見逃してしまうでしょう。
私には、しなくてはならないことがいろいろありますが、神様は私のところにいろいろな人々を導きます。それでも、私はしばしば立ち止まらず、話しもせずに、軽く挨拶だけして通り過ぎてしまいます。
もしかしたら、相手が私に気づかなければ、私は挨拶すらしないかもしれません。けれども、歩きながら、「しまった。あの人と話した方がよかったのに。機会を見逃したのではないか」と思うのです。
あなたはどうでしょうか。誰のスケジュールに従っていますか。あなたのスケジュールを脇に置いて、天の父のスケジュールに従いますか。それとも、自分のスケジュールに集中しすぎて、神様の働きを見逃しますか。
