そこでアキシュはダビデを呼んで言った。「主は生きておられる。あなたは真っ直ぐな人だ。」(サムエル記第一29:6)
聖書の中のこのアキシュの言葉は、最も皮肉な言葉の一つです。
アキシュはダビデに言いました。「私はあなたが仕えている神の名によって誓って、真実を言います。あなたは真っ直ぐな人です。」
ところが、アキシュが知らなかったのは、ダビデが一年以上もアキシュに嘘をついていたということです。
そして、アキシュがそれを言った直後、ダビデはもう一度嘘をついて、自分がアキシュに忠実に仕えているしもべであるかのように話しました。
聖書には、その時の神様の思いやダビデの思いは記されていません。
けれども、アキシュの言葉を振り返ったとき、ダビデはこのように祈ったのではないでしょうか。
「主よ。私は大失敗しました。赦してください。私は真っ直ぐな人のように振る舞っていなかったのです。でも、これから、そのような人になりたいです。」
主よ、ダビデと同じように、私はいつも真っ直ぐな人ではありません。私の行為によって、あなたの御名を汚してしまいました。どうか赦してください。
私のすべての言葉、行為、思いが、あなたの目にかなうものとなりますように。
私が立っているあなたの恵みに感謝します。イエス様の御名によって祈ります。アーメン。
