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エステル記

神様の慈しみを祝う

祝宴。喜び。祝い。

この箇所では、何度もこれらの言葉を目にします。なぜなら、ユダヤ人が自分たちを敵から自衛した後、その救いと勝利を祝ったからです。

そして、モルデカイとエステルは、イスラエルの歴史で初めて、モーセの律法によって要求されていない祭りを始めました。それがプリムという祭りです。その祭りを説明するとき、彼らはこう言いました。

また、この両日は、代々にわたり、すべての家族、諸州、町々においても記念され、祝われなければならないとし、これらのプリムの日が、ユダヤ人の間で廃止されることがなく、この記念が彼らの子孫の中でとだえてしまわないようにした。(エステル記9:28)

私たちはこの話から何を学ぶことができるでしょうか。それは、私たちが神様の祝福と慈しみを決して忘れてはいけないということです。また、次の世代に神様の御業を伝えるべきだということです。

多くの場合、私たちが祈ると、神様はその祈りに応えてくださいます。私たちは感謝しますが、すぐにその祝福を忘れてしまうことがあります。

モルデカイとエステルは、ユダヤ人がその祝福を忘れることを望みませんでした。だからこそ、その新しい祭りを始めました。

同じように、神様があなたを祝福された時には、そのことを決して忘れないでください。例えば、その祝福について日記を書くのも良いでしょう。

または、祈りのリストを作ることもできます。そのリストがあれば、神様がどのように答えてくださったのかも記録してください。

そして、例えば、クリスマスの時、そのリストや日記を振り返り、何が書かれているかを読み返し、もう一度神様に感謝しましょう。そして、子供たちに神様がしてくださったことを教えるのも大切です。

けれども何よりも、イエス様がこの世に来て、私たちの罪のために死んでくださったことを思い出し、感謝しましょう。イエス様の働きを当たり前のこととして考えるのは簡単ですが、イエス様は私たちのために本当に高い代価を払われました。

だからこそ、特にクリスマスやイースターの時に、あなたの救いを喜び祝いましょう。しかし、それらの日だけでなく、一年を通して祝い続けましょう。

ダビデはこう書きました。

主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。(詩篇118:1)