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家族よりも親しい関係

私たちが愛する人々に自分のことを理解してもらえないのは、本当に苦しいことです。イエス様も、12歳の時に神殿でそのように感じられました。その時、イエス様の両親は彼のことを理解できなかったからです。

この箇所でも、イエス様の家族は彼のことを理解していませんでした。イエス様は神様の働きを一生懸命にしておられたので、食事をする時間すらありませんでした。そのため、イエス様の家族は、「イエスは気が狂ったのではないか」と思ったのです。

それで、彼らはイエス様を連れ戻しに出て来ました。ただ、イエス様の兄弟たちだけでなく、母マリヤも一緒に来ました。おそらくマリヤは、イエス様が気が狂ったとは考えなかったものの、彼の健康を心配していたのでしょう。

とにかく、大勢の人々が群がっており、イエス様の家族は彼のもとに直接行くことができなかったため、伝言を送りました。

イエス様は彼らの意図を理解されましたが、彼らのもとに行くことはされませんでした。その代わりに、彼はこう言われました。

わたしの母とはだれですか。また、わたしの兄弟たちとはだれですか。」

それから、イエスは手を弟子たちのほうに差し伸べて言われた。

「見なさい。わたしの母、わたしの兄弟たちです。天におられるわたしの父のみこころを行なう者はだれでも、わたしの兄弟、姉妹、また母なのです。(マタイ12:48-50)

また、

わたしの母、わたしの兄弟たちとは、神のことばを聞いて行なう人たちです。(ルカ8:21)

時々、あなたが愛する人々は、あなたが神様の御心に従わないように説得しようとすることがあります。時には、彼らはあなたが気が狂ったと思うかもしれませんし、やりすぎていると感じることもあるでしょう。

しかし、覚えていてください。私たちは、彼らを喜ばせるために生きるのではなく、神様を喜ばせるために生きています。私たちは、神様の声に耳を傾け、神様の御心に従うべきです。

もちろん、私たちはバランスを取る必要があります。私たちは家族を愛し、敬うべきです。

また、神様が私たちに求めておられる以上のことをしてはいけません。なぜなら、それでは私たち自身が燃え尽きてしまうからです。

それでも、私たちは家族よりも神様を愛さなければなりません。神様の私たちに対するご計画と希望は、家族の希望よりも大切だからです。

あなたは神様をすべてよりも大切にしているでしょうか。それとも、あなたの家族があなたを神様の御心から引き離しているでしょうか。

そういうわけで、クリスチャンと結婚することが重要なのです。なぜなら、そうしないと、神様のご希望が配偶者の希望と対立する時に、大きな問題を引き起こす可能性があるからです。

また、たとえ配偶者が「私はクリスチャンだ」と言っていても、神様と共に歩んでおらず、神様の御心に従わないのであれば、それもまた大きな問題となります。

ですから、自分の心を神様にささげている人と結婚しましょう。そして、私たちのために死んで復活された方に、私たちの心と思いと力をささげましょう。

あなたの心は誰のものでしょうか。