エルサレムの城壁の修理がほとんど完成されたので、もう一度ユダヤ人の敵はその働きを止めようと計画しました。彼らはそれが最後のチャンスだと分かっていました。
最初に、彼らはネヘミヤに言いました。「私たちは今まで喧嘩していたけれど、ここで話し合いましょう。」
しかし、ネヘミヤがエルサレムを去ると、彼らは彼を殺す計画を立てていました。ネヘミヤはそれを知っていたので、彼らに会うことを拒絶しました。彼らは四回ネヘミヤを誘いましたが、彼は四回拒絶しました。
それゆえ、彼らはネヘミヤに言いました。
諸国民の間に言いふらされ、また、ゲシェムも言っているが、あなたとユダヤ人たちは反逆をたくらんでおり、そのために、あなたは城壁を建て直している。
このうわさによれば、あなたは彼らの王になろうとしている。また、あなたはエルサレムで、自分について宣言させるために、預言者たちを任命して、『ユダに王がいる』と言わせている。
今にこのようなことが王に聞こえるであろう。さあ、来なさい。いっしょに相談しよう。(ネヘミヤ6:6-7)
多分、彼らはゼカリヤ書9章を読んで、その預言によってネヘミヤを責めました。
けれども、ネヘミヤはその冤罪を否定しました。なぜなら、彼は王になることを全く計画しておらず、王のサポートがあることを知っていたからです。その敵もそのことを知っていたので、結局、彼らは王に手紙を送りませんでした。
そして、その敵がある祭司を買収し、その祭司はネヘミヤにこう言いました。
私たちは、神の宮、本堂の中で会い、本堂の戸を閉じておこう。彼らがあなたを殺しにやって来るからだ。きっと夜分にあなたを殺しにやって来る。(10)
けれども、ネヘミヤは再び拒絶しました。なぜなら、彼がリーダーであり、もし隠れたら、人々の信頼を失ったかもしれないからです。
それに、神様の律法によれば、彼が聖所に入ることは禁止されていました。そうすれば、ユダヤ人の尊敬を失ってしまったでしょう。
そして、彼らはスパイをネヘミヤに送りました。彼らはユダヤ人の敵トビヤについていろいろな良いことを言いましたが、ネヘミヤは騙されませんでした。だから、トビヤは再びネヘミヤを脅しました。
しかし、その試練の時、ネヘミヤはこう祈りました。
ああ、今、私を力づけてください。(9)
神様はその祈りに応えてくださいました。ユダヤ人の敵の努力にもかかわらず、城壁の修理は完成されました。そして、ユダヤ人とその敵の皆は、神様の助けによって彼らがその修理を完成したことを認めました。
私たちはこの箇所から何を学ぶことができるでしょうか。
私たちが神様の働きをすることを止めるために、サタンは努力します。私たちに嘘をつき、私たちを誘惑し、攻撃します。
どのようにしてサタンと戦うことができるでしょうか。
神様からの知恵と識別が必要です。それらを得るために、私たちは毎日祈り、聖書を読むべきです。そうすれば、私たちは真理と嘘を見分け、神様の御心を知ることができます。
そして、サタンが私たちを脅して攻撃する時、ネヘミヤのように、私たちは神様の前に跪き、力を求めるべきです。
だから、私たちがこの世において神様の働きをする時、神様の知恵と識別と力を求めましょう。そうすれば、サタンは私たちを止めることができません。
