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ゼカリヤ書

私たちの過去から学ぶ

ゼカリヤとハガイのミニストリーは同じ時期に始まりました。そして、彼らは力を合わせて、イスラエル人が主の宮を再建するよう励ましました。ゼカリヤは預言者であるだけでなく、祭司でもありました。

ところで、「ダリヨスの第二年の第八の月に」と記されていますが、このダリヨスはダニエル書に登場するダリヨスではありません。このダリヨスはダレイオス1世、すなわちエズラ書に出てくるダリヨスです。

(聖書では、名前の書き方が時々異なることがあります。それはおそらく、元々ヘブル語で書かれていたためでしょう。)

さて、ゼカリヤが自らのミニストリーを始めたとき、彼はイスラエルの人々に自分たちの歴史を振り返らせました。そして彼はこう語りました。

主はあなたがたの先祖たちを激しく怒られた。あなたは、彼らに言え。万軍の主はこう仰せられる。わたしに帰れ。――万軍の主の御告げ――

そうすれば、わたしもあなたがたに帰る、と万軍の主は仰せられる。

あなたがたの先祖たちのようであってはならない。

先の預言者たちが彼らに叫んで、「万軍の主はこう仰せられる。あなたがたの悪の道から立ち返り、あなたがたの悪いわざを悔い改めよ」と言ったのに、彼らはわたしに聞き従わず、わたしに耳を傾けもしなかった。――主の御告げ――

あなたがたの先祖たちは今、どこにいるのか。預言者たちは永遠に生きているだろうか。しかし、わたしのしもべ、預言者たちにわたしが命じた、わたしのことばとおきてとは、あなたがたの先祖たちに追い迫ったではないか。

そこで彼らは立ち返って言った。「万軍の主は、私たちの行ないとわざに応じて、私たちにしようと考えられたとおりを、私たちにされた」と。(ゼカリヤ書1:1-6)

神様は何度もイスラエルの先祖に、「悔い改めなさい。私のもとに戻りなさい」と語られました。

けれども、彼らは神様を無視しました。彼らは預言者たちの言葉を無駄な言葉だと思い込んでいましたが、ついに裁きが訪れました。その後、彼らはようやく悔い改めたのです。

そこで、神様はこう言われました。

「あなたの過去から学びなさい。私があなたの先祖に警告した時、私の言葉は決して無駄ではなかった。今でも、私の言葉は無駄ではない。悔い改めなさい。さもなければ、再び裁きが訪れるでしょう。」

神様は私たちにも同じことを語られます。私たちすべてが罪を犯します。しかし、あなたは自分の過ちから学んでいるでしょうか。それとも、自分を滅ぼす罪を繰り返しているでしょうか。

私たちの過ちを繰り返さないようにしましょう。むしろ、賢明な道を歩み、悔い改めて、神様の恵みの中で生きましょう。