以前は、アメリカはクリスチャンの国と呼ぶことができました。今でも、多くのアメリカ人は「私はクリスチャンだ」とか、「神様を信じる」とか言います。
けれども、アメリカがクリスチャンの国だとはもう言えないと思います。実は、アメリカの歴史の中では、多分今は一番暗い時期でしょう。
ソロモンの時代はましだったけど、彼が周りの国々を見ると、いろんな悪を見ました。
彼は無政府状態を見たし(箴言28:2)、自分の民を気にしない独裁者や、正義を気にしない支配者や、酷い罪を犯す王を見ました。(箴言28:3、12、15-16;29:2、4、12)
アメリカや日本はまだそこまで悪くないと思いますが、私たちは、人に仕えるよりも、自分の立場を守りたがる政治家をよく見ます。
特に、アメリカでは、与党議員や裁判官は私たちの社会の道徳的価値観を変えて、罪を良いことだと呼びます。
ソロモンは社会の中の邪についても話します。多くの人々は神様の律法を拒絶し、その律法を拒絶する人を誉めます。(28:5)
彼らはその律法を拒絶するので、道徳的に堕落してしまいます。(28:5)
それに、彼らは正しい人を迫害し始めます。(箴言29:10)
それでは、どうやって、私たちはそんな社会に住むべきでしょうか。ソロモンはこう言います。「神様の道を行き続けなさい。その道を捨てるな。」
彼はこう書きました。
幸いなことよ。いつも主を恐れている人は。
しかし心をかたくなにする人はわざわいに陥る。(28:14)
私たちの周りの悪を見ると、自分の心が堅くなるのは簡単なことです。私たちの愛が冷たくなるのは簡単なことです。(マタイ24:12)
つまり、私たちの神様に対する愛、周りの人々に対する愛が冷たくなってしまいます。
そのような態度に注意しましょう。神様に対する柔らかい心を保ち、主を恐れ続けましょう。
ソロモンは私たちに警告します。
耳をそむけておしえを聞かない者は、その者の祈りさえ忌みきらわれる。(28:9)
また、
潔白な生活をする者は救われ、曲がった生活をする者は墓穴に陥る。(28:18)
だから、悪と戦い続け(28:4)、頑張って働き(28:19)、忠実に生き(28:20)、周りの人々に対して気前がいい態度を持ってください。(28:27)
あなたが罪を犯してしまうなら、すぐに悔い改めてください(28:13)。そして、自分の子供にそのように生きるように訓練するべきです(29:15,17)。
周りの人々は神様の律法を捨てるかもしれませんが、神様の道に従い続けるべきです(29:18)。
一番大事なポイントは、神様を信頼し続けるべきだということです。
ソロモンはこう書きました。
自分の心にたよる者は愚かな者、知恵をもって歩む者は救われる。(28:26)
また、
人を恐れるとわなにかかる。しかし主に信頼する者は守られる。(29:25)
神様がエレミヤに命じられたように、私たちにもこう命じられます。
彼らがあなたのところに帰ることがあっても、あなたは彼らのところに帰ってはならない。
わたしはあなたを、この民に対し、堅固な青銅の城壁とする。
彼らは、あなたと戦っても、勝てない。わたしがあなたとともにいて、あなたを救い、あなたを助け出すからだ。――主の御告げ(エレミヤ15:19-20)
あなたはどうですか。周りの人々のようになっているでしょうか。それとも、この暗闇の中で、光となっているでしょうか。
