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使徒の働き

高潔な人

フェリクスは神様の裁きについて聞くと恐れましたが、それでも何度もパウロを呼び、話しました。なぜでしょうか。

フェリクスにはパウロから金をもらいたい下心があったので、何度もパウロを呼べ出して語り合った。(使徒の働き24:26)

フェリクスはパウロに何と言ったでしょうか。

「ずっと牢にいるのは大変だろう。あなたは自分の宗教に夢中だが、牢から出たくはないのか?福音を伝えたいだろう?あなたの神もきっとそう望んでおられるはずだ。」

または、

「教会の人々はあなたのことを心配しているだろう。ところで、多くのクリスチャンがいるのか?財源はどのようになっているのか?確かに、彼らはあなたを助けたいと思っているはずだ。」

パウロは賢い人物でした。彼はフェリクスの意図をよく理解していたでしょう。しかし、パウロはどうしても自分の良心に反することはできませんでした。

フェリクスは約二年間にわたりパウロと話しましたが、最終的に総督の座はフェストゥスという人物に引き継がれました。

パウロが賄賂を使い、牢から出ることは簡単だったでしょう。さまざまな「正当な理由」を挙げることもできたでしょう。それでも、パウロは決してそうしませんでした。なぜでしょうか。

第一の理由は、パウロが神様を愛していたことです。彼は神様のタイミングで釈放されることを信じていました。

たとえ釈放されなくても、神様の計画が最善であると信じていたのです。そして、パウロはイエス様を悲しませたくありませんでした。

第二の理由は、賄賂を使うことがパウロ自身の証しを損なうことになるからです。考えてみてください。パウロはフェリクスに正義・節制・来るべき裁きについて語っていました。もし彼が賄賂を使っていたら、フェリクスはどう思ったでしょうか。

「やはり、パウロはその教えを本気で信じていないのだろう。もし彼が神様の裁きを恐れているなら、この賄賂を受け取るはずがない。」

しかし、パウロは決して賄賂を使いませんでした。その結果、彼の証しは揺るぎないものとなりました。

あなたはどうでしょうか。不便な状況でも、あなたは良心に従うことができるでしょうか?

決して自分の良心に反してはいけません。もっと大切なのは、神様の言葉に反しないことです。神様を信頼し続けてください。

神様が「この場合、悪いことをしても構わない」とは決して言わないのです。

だからこそ、神様の道を歩むことを決断してください。

もしそうしなければ、あなたは神様を悲しませることになり、あなた自身の証しを損ねてしまうでしょう。

あなたはどうでしょうか。あなたは高潔な人ですか?