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ヨブ記

結局一番大切なこと

ヨブ記38ー42章

ようやく、神様がやって来られました。

エリフは最後のスピーチで嵐について話しました。それは、嵐が近づいていたからでしょうか。そして、その嵐の中から神様がヨブに語られたのでしょうか。

いずれにせよ、ある人はこう訊くかもしれません。「どうして、あなたはエリフが正しかったと思うのですか。」

その答えは、40章で神様がヨブにこう尋ねられたからです。

あなたはわたしのさばきを無効にするつもりか。自分を義とするために、わたしに罪を定めるのか。(ヨブ記40:8)

エリフもほぼ同じことを言っていました。(32:2)

さらに、神様はエリフのスピーチの最後の部分を繰り返されます。

つまり、「私に疑問を抱くあなたは誰ですか。」

こうして、神様は言われました。

知識もなく言い分を述べて、摂理を暗くするこの者はだれか。

さあ、あなたは勇士のように腰に帯を締めよ。わたしはあなたに尋ねる。わたしに示せ。(38:2ー3)

また、

だれが心のうちに知恵を置いたか。だれが心の奥に悟りを与えたか。(38:36)

そして、

非難する者が全能者と争おうとするのか。神を責める者は、それを言いたててみよ。 (40:2)

つまり、「ヨブよ。あなたはたくさん喋るが、何を言っているのか自分でもよく分かっていない。それに、少し考えてみなさい。あなたの思考力はどこから来たのか。それは私からではないのか。それでも、あなたは私と弁論できると思うのか。」

この箇所で、神様はヨブにヨブ自身の弱さと限界を思い出させます。

神様がこの世界を造られた時、ヨブはそこにいませんでした。だから、ヨブは神様がどのようにこの世界を造られたのかも知らず、自然の法則についてもよく理解していませんでした。(38:4~11)

さらに、ヨブの経験には限界がありました。海の深さを経験したことがなく、この世界の果てまで行ったこともなく、宇宙へ行ったこともありませんでした。雲にすら到達したことはありませんでした。(38:16~24)

また、ヨブには自然をコントロールする力もなく、草を育てる力もなく、雨を降らせることも雷を鳴らすこともできず、星を出したり、すべての動物に餌を与えることすらできませんでした。(38:25~41)

ヨブは動物を作ったこともありませんでした。ダチョウに速く走る力を与えたのは神様であり、馬に力を与えたり、わしに飛ぶ力を与えたりするのも神様です。それに、この世界の動物をすべて飼いならすこともできませんでした。(39章)

さらに、ヨブはカバやレビヤタン(その意味は少し曖昧で、ワニを指すのかもしれません)と戦うことができなかったのです。それなのに、どうしてその創造主と戦えるというのでしょうか。(40~41章)

ヨブは自分の弱さと限界に直面したとき、へりくだり、神様にこう言いました。

あなたには、すべてができること、あなたはどんな計画も成し遂げられることを、私は知りました。。。

まことに、私は、自分で悟りえないことを告げました。自分でも知りえない不思議を。(ヨブ記42:2ー3)

私たちは何を学べるのでしょうか。以前も言いましたが、繰り返すことは価値があると思います。ヨブは、自分がなぜ苦しんだのかを最後まで知りませんでした。

もちろん、「神様は私を罰しているわけではない」とは理解しましたが、それ以上のことは知らされませんでした。

神様は「実は、サタンと私は少し話していて…」というような説明は全くされませんでした。

それでも、最終的にヨブにとって、その理由を知ることはもはや重要ではありませんでした。一体、何が大切だったのでしょうか。

私はあなたのうわさを耳で聞いていました。しかし、今、この目であなたを見ました。(42:5)

つまり、「どうしてこの事件が起こったのかは、もはや大切ではありません。大切なのは、あなたがここにおられ、私を愛してくださるということです。

あなたは私よりも偉大で、私よりも知識と知恵を持っておられます。そして、私に会う義務はなかったのに、私を愛し、私に会ってくださったのです。

だから、私はへりくだります。そして、私の疑問を置いておきます。」

私たちは、すべての疑問の答えを知ることができないかもしれません。神様は決して答えを与えてくださらないかもしれません。それでも試練と苦しみの中で、次の3つのことを思い出さなくてはなりません。

  1. 神様はすべてを制御しておられます。そして、私たちが理解できなくても、神様は何をしておられるかよく理解されています。
  2. 私たちが神様の臨在を感じられなくても、神様はここにおられます。
  3. 神様は私たちを愛しておられます。

この3つのことを決して疑わないでください。一言で言えば、これがヨブ記のメッセージです。

だから、たとえ試練があっても、苦しみがあっても、ヨブのようにこの真実を心に持ち続けましょう。

2 replies on “結局一番大切なこと”

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