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エレミヤ書 列王記第二 歴代誌第二

神様を知る

ユダ王国の最後の4人の王たちは皆悪い王でした。

エホアハズ(エレミヤ書22章では、エホアハズはシャルムと呼ばれました)、エホヤキム、エホヤキン、そしてゼデキヤは、王として大きな失敗をしました。

エレミヤ書22章では、神様はその最初の3人の王について語られました。

彼らには神様とその民に仕える心がありませんでした。むしろ、彼らは自己中心の心を持ち、自分の立場を利用して富を集めることを望んでいました。そのため、彼らは神様を無視し、その民のニーズも無視しました。

だからこそ、神様はその3人の王を裁かれました。その時、神様は彼らをヨシヤ王と比べて、こう語られました。

あなたは杉の木で競って、王になるのか。あなたの父は飲み食いしたが、公義と正義を行なったではないか。そのとき、彼は幸福だった。

彼はしいたげられた人、貧しい人の訴えをさばき、そのとき、彼は幸福だった。それが、わたしを知ることではなかったのか。――主の御告げ――

しかし、あなたの目と心とは、自分の利得だけに向けられ、罪のない者の血を流し、しいたげと暴虐を行なうだけだ。(エレミヤ書22:15-17)

彼らは神様について知っていました。神様の過去のわざを知っていました。けれども、彼らは本当に神様を知ってはいませんでした。

神様について知ることと、神様を知ることは異なることです。

神様を知るということは、あなたの行動と人生を通して神様を認めることです。また、神様を知るということは、正しいことを行うことでもあります。

しかし、これらの王たちはそのようなことをしませんでした。

ヤコブはこう言いました。

さらに、こう言う人もあるでしょう。

「あなたは信仰を持っているが、私は行ないを持っています。行ないのないあなたの信仰を、私に見せてください。私は、行ないによって、私の信仰をあなたに見せてあげます。」

あなたは、神はおひとりだと信じています。りっぱなことです。ですが、悪霊どももそう信じて、身震いしています。(ヤコブ2:18-19)

あなたはどうでしょうか。ただ神様について知っているだけでしょうか。神様が存在することを信じるだけでしょうか。

それとも、あなたの行動と人生を通して、神様を知っていることを示しているでしょうか。