コロナウイルスで、健康的な問題や、経済的な問題と向き合って、私たちは本当に不確かな時代に生きています。
では、私たちはどのように対応するべきでしょうか。
ペテロの読み手は、違う問題に直面しました。それは迫害です。それでも、私たちがペテロの言葉を私たちの状況に当てはめることができると思います。
ペテロはこう言いました。
最後に言います。みな、一つ思いになり、同情し合い、兄弟愛を示し、心の優しい人となり、謙虚でありなさい。
悪に対して悪を返さず、侮辱に対して侮辱を返さず、逆に祝福しなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのです。(ペテロの手紙第一3:8-9)
以前言ったように、ペテロは迫害と、迫害に対する私たちの反応について話しています。
でも、この大変な時期、人間関係がちょっとぎすぎすしたものになるのは簡単なことです。
また、ある人々は政府の対応に不満で、文句を言ってばかりです。
でも私たちはそうするべきではありません。むしろ、神様は私たちをほかの人々を祝福するように呼びます。
私たちの人生が大変になっても、謙虚な態度を持って、心の優しい人となるべきです。また、私たちは周りの人々に同情し、彼らを愛するべきです。
また、私たちは悪口や、呪いや、文句などを控えて、人々を私たちの言葉と行動で祝福するべきです。(10)
そしてペテロはこう言います。
人々の脅かしを恐れたり、おびえたりしてはいけません。むしろ、心の中でキリストを主とし、聖なる方としなさい。
あなたがたのうちにある希望について説明を求める人には、だれにでも、いつでも弁明できる用意をしていなさい。(14-15)
ペテロは迫害について話しているので、翻訳者はペテロの言葉を「人々の脅かしを恐れたり、おびえたりしてはいけません」と訳しました。
それはペテロが意味したものかもしれないけど、もう一つの訳し方があります。
実は、ペテロはイザヤ書8:12ー14を引用していました。
イザヤが書いた時、イスラエル人たちは、アッシリヤの軍隊を怖がりました。でも、神様はイザヤにこう言いました。
この民が恐れるものを恐れてはならない。おびえてはならない。万軍の主、主を聖なる者とせよ。
主こそ、あなたがたの恐れ。主こそ、あなたがたのおののき。そうすれば、主が聖所となる。(12-14)
主を聖なる者とすることは、どういう意味でしょうか。それは、主だけを恐れるという意味です。私たちは、ほかのものよりも、万軍の主に畏敬の念を抱くべきです。
ペテロはその言葉をイエス様に当てはめます。私たちはキリストを万軍の主として認めるべきです。私たちは、すべてのものよりも、キリストを畏れるべきです。
そうすれば、私たちが人に襲われても、コロナウイルスに襲われても、イエス様は私たちの聖所となります。
私たちは、ほかの人たちが恐れるものを恐れてはいけません。私たちはコロナウイルスを恐れてはいけません。経済的な問題を恐れてはいけません。
むしろ、私たちは神様に畏敬の念を抱いて、神様を礼拝するべきです。そして、嵐の中でも、神様は私たちの聖所になります。
では、私たちは病気にならないのでしょうか。私たちは経済的な問題を経験しないのでしょうか。
実は、コロナウイルスのせいで、倒産するクリスチャンもいるかもしれません。亡くなる人もいるかもしれません。
でももしかしたら、このウイルスを通して、神様は私たちに思い出させようとしています。
「この世はあなたの家ではありません。あなたはただ寄留している人です(第一ペテロ1:1)。私はあなたのために永遠の住まいを準備している中です。また、あなたのために、永遠の遺産を準備している中です。」
それは私たちの希望です。
その希望を周りの人々にシェアしましょう。もし怒りや恐れに負けないで、むしろ、私たちが周りの苦しんでいる人たちを祝福すれば、彼らは「どうして私を祝福してくれるの?」と訊くかもしれません。
その時、ペテロの言葉を覚えていてください。
あなたがたのうちにある希望について説明を求める人には、だれにでも、いつでも弁明できる用意をしていなさい。(15)
そして、あなたが希望を失いそうだったら、あなたの希望の基礎を覚えていてください。
キリストも一度、罪のために苦しみを受けられました。正しい方が正しくない者たちの身代わりになられたのです。
それは、肉においては死に渡され、霊においては生かされて、あなたがたを神に導くためでした。(18)
だから、この不確かな時代に、この歌を覚えていて歌いましょう。
Because he lives I can face tomorrow.
イエス様が生きておられるので、私は明日に向かうことができます。
Because he lives, all fear is gone.
イエス様が生きておられるので、すべての恐れは消えてしまった。
Because I know he holds the future,
イエス様が将来を自分の手に持っていることを知っている。
And life is worth the living just because he lives.
イエス様が生きておられるので、私には生きがいがあります。
ーービル・グイザー